まずはこの40秒程の動画をご覧ください。
ええ、やられてますよ、私。
こうやって見ると、僕の手の進め方が変だと思うが、これには一応理由がある。いや、大した理由じゃないけども。
この前局に僕は満貫の二本場を和了っていて点棒に余裕があったので、この局は親である上家の加藤哲郎さんを全力警戒モードだったんです。僕は加藤さんが怖いので。いや、本当に怖いんです。
だからタンヤオ付きのツモり三暗刻をテンパっても、全然前に行く気になどならず、「出たら和了るけども」ぐらいの気だるい雰囲気で打っていたんです。ちなみに、七筒も八筒も一枚切れです。
そこで、加藤さんが「チー」と動きを見せたので、即撤退で、七筒の壁を頼りに打八筒としてる訳です。まあ、本当に全力警戒なら現物の打三索でなんでしょうけども。
以上、言い訳終わり。
とうちゅうさんの国士無双成就に対して僕が「やられたー!」と言ってるのは、僕が下家のとうちゅうさんの捨て牌を全く意識していなかったからです。それぐらい上家の加藤さんだけを見てたんです。
とうちゅうさんは打東でテンパイなので、テンパイ即ツモですね。
とうちゅうさんは、先の三倍満の動画や、あるいは第6回グランドチャンピオン大会決勝の倍満での大逆転など、とにかく「持ってる男」なのです。さすがは、あの第13回アメリカ横断ウルトラクイズのボルチモアの死闘をくぐり抜けて決勝へ駒を進めただけの事はある!
そして、とうちゅうさんはおそらくGPC大阪著名人リーグで一番GPC憲章を体現している人なのです。勝ってもにこにこ、負けてもにこにこ。本当に素晴らしい人です。
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ちなみにこれ、加藤さんがチーをしなければ、一筒は僕の手にやってきて、僕は(加藤さんに対して)まだ大丈夫かな?と思ってツモ切ってたと思うんですよね。いやでも、筒子の下が一枚も切れてないし、四筒と4枚持ちだから止まるかな?いや、止まらないだろうなあ。リーチ以外は止まらない派ですし、リーチでも止まらない時が多いし(あかんやん)。
とにかく、僕はこの国士無双の手が開かれた時、やられたと思ったのと同時に「セーフ!」と心の中で叫んでいたのです。それは自分が振り込まなくて良かったというのと、加藤さんが親被りになったという2つの安堵でした。
とにかく、何度も言いますが、僕は加藤さんが怖いんです。
普段はめっちゃ良い人で、面白くて楽しい人なんだけど、同卓するのは本当に怖いんです。
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