2021年1月28日木曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (30)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

面白そうオーラに包まれているキタイスキー市場の薄暗い入り口を通り抜けると、左側は青いビニールシートで作られた謎の天幕軍団が、右側は駐車場とそれに隣接する商業ビルがと、なにか対象的な風景が広がっていた。

とりあえず、レストラン街もあるということなので商業ビルの方へ入ってみるが、これが実に面白くない。どこにでもあるような「ケータイ関連ショップ」が延々と続く。うーん。

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (29)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

約40分程度のちょっと駆け足の自動車博物館滞在であったが、それでも思いのほか楽しんだ我々は、次の目的地「キタイスキー市場」へ行くために、ウラジオストク市電のサハリンスカヤ電停(駅)へとやって来た。

サハリンスカヤ電停
荒れ放題だけど謎にハデハデな装飾がされている
電停でこんな立派な屋根があるのは、多分サハリンスカヤだけ

2021年1月26日火曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (28)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

前回に引き続いてウラジオストクにある自動車博物館の展示品をばご紹介。
ここからはもう全然知らない世界なので「写真多め、説明少なめ」のパターンで済ませる。

展示にはある程度の傾向があるので、それに沿ってまとめて紹介します。

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (27)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

今回、いよいよ自動車博物館の内部が公開される!

車両のほとんどは旧ソ連時代の車で、フロントウインドウに掲示してある諸元表等の説明もロシア語なため、どこのメーカーでどんな性能なのかは正直いまいちよく解らない。
なんとなく判ったところだけ、ちょろちょろ書くので「これは多分間違ってるな」とそんな予断を持ちつつ読んでください。

まずお出迎えしてくれるのはこの車
セルプホフスキー自動車工場の「S-3A」
2気筒、346cc、二人乗り
可愛い外観で、見た人みんなが欲しくなるという伝説の車だ!

2021年1月24日日曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (26)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

サハリンスカヤ電停から本当に目と鼻の先にある自動車博物館。
サハリンスカヤから坂を上がれば右手に見えるコンクリート打ちっぱなしの建物、それが自動車博物館。敷地にトラックが置いてあるのですぐ分かります。

ロシア語のみの表記なので一瞬自信は持てないが入り口はここである
敷地の庭にトラックが停めてあるのでそれを目印にしましょう

2021年1月22日金曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (25)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

ものすごい轟音をたてて扉が開き、脚の悪い人の存在を1ナノ秒も考慮に入れずに設計したと思われる高いステップを3段上がると、路面電車への搭乗は完了である。
そして、駆け込み乗車をする人が扉を開けてもらおうと閉まるドアに腕を差し込んだ場合、その腕を粉砕骨折においやる程のパワーでドカンとドアは閉まり、路面電車は走りだした。

2021年1月21日木曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (24)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

自動車博物館の中間地点「ルゴヴァヤ」へ向けて、バスは登り坂をノロノロと、しかし爆音だけは高らかに進んでいく。
昨日の「ロデオバス」が嘘のような穏やかな運転だ。せっかく座ったのに。

車内は空いていて、そして穏やかな運転のバス
昨日の「鷲の巣ルート」とは大違いである

2021年1月20日水曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (23)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

8時頃に井上くんと「本日の予定」の確認が済み、9時15分頃から出発する運びとなった。

予定担当大臣の井上くんの説明によると、この日は自動車博物館と「なんとか市場」に行き、13時頃にはホテルに帰ってきて、例のアイくん(別名:クレジットカード使用不能男)の面倒を見て、さらに夕方から鷲の巣展望台へ出向き、昨日乗れなかったケーブルカーと美しい夕陽の写真を撮ります、えっへん、おっほん(咳払い)といった予定なのだそうだ。

2021年1月16日土曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (22)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

ウラジオストク二日目の朝、6時半。
井上くんはまだカプセル内で寝ているようなので、一人ホテルを抜け出してその辺をぶらぶら。

今回は文字が少なめ、写真多めでお送りします!

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (21)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

予定の中座時間をきっちり使い切ってホテルに帰ってきてみると、クレジットカード使用不能マン ー 長いので今後はアイくん(仮称)とする ー が我々と同じくイースタンドリーム号でロシア入りした別の日本人男性二人組と談笑しながら、善後策を練っていた。

おお、これは良い!と即座に思った。
なぜならこの二人組みは我々二人とは違い、とても真面目で頭も良さそう(実際良いのだ)だったので、なにか良い解決策を見出せるのではないかと、そう思えたのだ。

2021年1月14日木曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (20)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

謎の遺跡だか史跡だかの正体が皆目解らず「ウラジオストクのインディー・ジョーンズ」になれなかった忸怩たる思いを胸にホテルへの帰路についた我々だったが、その途中にあるIMAXシアターの目映く輝く照明を見て、「しまった!このビルも昼間は調査していないぞ!」とどうでも良いことに気が付いてしまった。

IMAXシアターの照明に誘われ、我々は内部へと

確かにどうでも良いことではあるが、気が付いてしまったので仕方がない。内部を探索して行くことに即座に決定し、足音も高らかにドカドカとビルに侵入した。

2021年1月12日火曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (19)

 おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

クレジットカード使用不能マンから一時の中座をもらった我々は、かなり遅めの晩ごはんを食べに通りへと出た。

通りにお店はいくらかあるのだが「純ロシアお食事処」のような店舗はなく、あるのはなんとなくオシャレにしたカフェで、「ついでに食べ物もどうぞ」というような、帝政ロシア時代からは完全に切り離された「ちょいとイキった軽食」を提供してそうな、そんな店ばかりであった。

そこで我々は、お昼に行った海沿いの公園の「大人&飲食ゾーン」で、ぶらぶら買い食いすることにした。

2021年1月11日月曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (18)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

鷲の巣展望台から、諸々の事象を経て宿に着いたのは現地時間の夜10時頃であった。
まだ晩御飯を食べていなかった我々は、とりあえずホテルに重量物を置いて、なにかを食べに素早く再度外出する予定であったが、全く予想もしていなかった訪問者がいたために、一旦この計画は棚上げされた。

我々を待ち受けていたのは、ロシアへと向かうフェリーの中で出会ったある青年であった。