「鳥人間コンテスト」も「ロボコン」も
必死の努力、仲間との友情、勝利の喜び、失敗の涙
みたいなのばっかりがクローズアップされるので、うんざりする。
理系の番組は理系に徹してくれ。
どこが新機軸で、どこが枯れた技術で、どこが工夫したポイントで、どんな狙いで製作したのか、そこが知りたいんだよ!
こんな事で理系の人間が増えるのか?
「マジックをしないマジシャン」であるテツローが人生の終わりに向けて、ボブ・ディラン、演芸舞台、写真、海外旅行、麻雀、電子ガジェット、自分の思い出等々をやたら長い文章で書き散らかす終活ブログ。ちなみに文字が多めで画像のほとんどない昔のブログはこちら → http://m-tetsuro.tumblr.com/
「鳥人間コンテスト」も「ロボコン」も
必死の努力、仲間との友情、勝利の喜び、失敗の涙
みたいなのばっかりがクローズアップされるので、うんざりする。
理系の番組は理系に徹してくれ。
どこが新機軸で、どこが枯れた技術で、どこが工夫したポイントで、どんな狙いで製作したのか、そこが知りたいんだよ!
こんな事で理系の人間が増えるのか?
映画「マトリックス(1999年/ウォシャウスキー兄弟(当時)監督」で有名になった「バレットタイム撮影」が、たったのスマホ3台で可能になるそうです。
Re-shoot an existing video from a new angle 🤯
— Justine Moore (@venturetwins) September 1, 2026
Truly insane work from @theworldlabs, this new model is a game-changer.
The initial clip was filmed with three cell phones on tripods - the model reconstructed a full view of the scene to reframe the video. pic.twitter.com/a25IquJI2s
本家の「マトリクス」では、役者の周りに120台の一眼レフをずらりと並べ撮影したそうですが、それでもコマ間にはCGによるある程度の映像補完が必要だったそうです。
当然この新しい3台のスマホによるバレットタイム風の撮影も映像の補完・再構成をしているんでしょうけど、それがスマホ3台分の映像で済んでいるところが凄いですね。
さて当時、「マトリクス」のバレットタイムを観た僕は、昔見たある CM を思い出しました。
それが下の「富士通 FM77 AV40(1987年)」の CM です。
この CM が発表された当時は、このような「ひとりの被写体を多数のカメラで囲んで、ワンショットで撮影し、細かくカットを繋ぐ」という表現は、とても斬新だったんですよ。
今見ると、あまり激しくカットを繋いでいるようには見えませんが、当時の僕はこれを見て「うわ、凄いな!」と驚いたんです。
確か当時「CM NOW」でも撮影方法についてインタビュー記事があったように思います。
ちなみに、この CM に先立つこと約一年ほど前に、ドイツのメタルバンド「アクセプト」がミュージックビデオ「Midnight Mover」でまんまバレットタイム的な撮影をやっています。
ただこちらは、見てもらえれば判りますが、周りを回る際のコマ数が少なすぎて、ものすごく「粗い」映像に見えてしまい、ちょっと目に痛い出来になっています。
そして、メタルというジャンルも相まってか全然話題になりませんでした。
でも、この頃の「アクセプト」って、めちゃくちゃ調子良かったんですよね〜。日本公演も何回か来たし、日本での人気も絶好調だったんですよ。
なんと言っても漫画「バスタード」の主人公の名前の由来がこの「アクセプト」のボーカルですからね!
なにが「なんと言っても」か分からないですけども……。
コンピューティングのパワーを世界の隅々にまで届けるという崇高な使命感とともに、革新的な製品を送り出し続ける世界の一流企業、それがアップル。
というような、世界でも指折りの意識高い系企業アップルさん。
確かに作ってる製品に素晴らしいモノは多いし、創業者はアレだし、話題に事欠かさない会社だし、「コンピュータの会社」という存在から離れた「世界の超一流ブランド」である事は理解できます。
ただ、時折(「割と頻繁に」だったりして)、お痛が過ぎる「方針」や「商品」を出すことでも知られている(と思う)。そりゃ、毎度毎度100%素晴らしい製品を造り続けることなど不可能ですもんね。
正直、ある程度の商品で「りんごのマーク」がなければ、即座に「なにこれ?」と言われてもおかしくないようなモノが結構な数で発表されていると思います。どれとは言いませんが。
しかし、どんな痛い商品やコンセプトでも、とにかくアップル様のやることは全てアクロバティックにやたらと文字を連ねて擁護する人たちがいます。
俗に「信者」などと言われる人たちです。
でも、僕はいわゆる「アップル信者」と言われる人たちは、どちらかと言うと「信者」ではないような気がします。
あれはどちらかというと「理解のある彼氏くん」です。
アップルには信者というより、理解のある彼氏くんが山ほどいて、それが声高らかに自分の彼女の素晴らしさを気の触れた歌詞で歌っているのだと、僕はそう思います。
「みなさんは気付きましたか?」的な自分だけはアップルのやってることを「真に奥深く正当に理解した」という風な論調で語ってくる「理解のある彼氏くん」たち。
しかし、それらは大抵「だからなに?」的な、「それを大々的に自分の考えでは」と発表するのは恥ずかしくないの的な、そんな内容だったりします。
彼らの論評は全くアテになりませんし、むしろ害になるとさえ思います。
商品発表の度に思います。
今回もやはりそう思いました。
笑えるようで、ギリギリ笑えない事実だと思います。
がんこ寿司の創業者である小嶋淳司さんがお亡くなりになったそうで。
大阪のどこの街に行っても目にする「がんこ寿司(とその系列)」を、一代で築き上げたその行動力と情熱は本当に敬服に値します。
それはさておき。
その昔、CM のキャッチコピーに「キレイなだけでは叱られます」というのを用いて、テレビを観ていたほとんどの人に「当たり前やろ!」と突っ込まれたがんこ寿司。
当時の小嶋社長も、関西のローカル番組に出演した際、周りに居た芸人数名から
「社長、アレはどういう意味ですの?」
「当たり前とちゃいますの?」
と詰められていた。
その時、小嶋社長がなんと答えたのかははっきりとは憶えていないが、「当たり前は当たり前として、ちょっと変わった事を言ってみたかった」というような事を言っていたように思う。
ちなみにこれは Wikipedia にも載ってない情報です。
不確実過ぎるので。
なにか大阪弁(関西弁)の話題が X で頻繁に上がってくる。
例の「4820円」も面白かったが、個人的にはこれが一番好きです。
関西人はお嬢様の台詞を読む時も危ない
— 山田じぇみ子🧋 (@gemiko_voice) August 24, 2026
「忙しいですわ」とか「大変ですわ」とか、もうおっちゃん出てきますわ
違う違うお清楚なお嬢様ですわ〜って思ってもそれもおっちゃん出てくる
強い意志を持ってお嬢様を読むんですわ。
大阪弁話者の頭の中には、常に「大阪のおっさん」が住んでいて、「〜わ」で終わる文章を黙読していると、その発言主が上記のようなお嬢様であっても、容赦なく「大阪のおっさん」に侵食、上書きされていくという哀しい運命を背負っている。
大阪弁話者は、この「〜わ」という語尾がいわゆる女言葉のそれと同音異義となっているのを幼少期のかなり早くに気付き、文脈によってきちんと使い分けるぐらいの能力は備えている。
そのため漫画など視覚情報が多いコンテンツであればキチンと「〜わ」が女言葉となって脳内で再生されている。
ところが、これが活字だけとなると、とたんに「大阪のおっさん」に脳内侵入され、女言葉として文章を構成することが非常に難しくなってしまうのである。
そして、ワタクシもこの「〜わ」に似た現象で感動的な文章が大阪弁化してしまい、どうしてもそこで妙な「おかしみ」を感じてしまうという、哀しき大阪人の業を背負ってしまっているのです。
例を示しましょう。
かの名曲「山河」です。
作曲:堀内孝雄、作詞:小椋佳という日本のメロディメーカーの最上部に君臨する二人の鉄壁のタッグによって生まれた奇跡の楽曲です。日本語歌謡の究極の形のひとつ、といっても差し支えないでしょう。
僕はこの歌が大好きなのですが、どうしても2ヶ所ほど「大阪人の業」が発動してしまい、歌詞に「おかしみ」が発生してしまうのです。
それが以下の部分。(歌詞全文はこちら)
![]() |
| 「山河」歌詞(部分) 作詞:小椋佳 |
ここで言う「残したろうか」、「浮かべたろうか」は、自分の人生を振り返った時に過去形として「それが出来たのだろうか?」という問いかけである。「残せたのだろうか?」、「浮かべる事が出来たのだろうか?」というのが本意である。
ところが、この文を標準的大阪弁話者が読むと、「よっしゃ、ほな一丁、足跡残したろうやないか!」、「これ一発、川に浮かべたるか!」というような、腹巻をした調子乗りのおっさんが未来への展望を語るようにも読めてしまうのです。
自分の人生だけのみならず、人類の営みを山河の雄大さ悠久さに重ね合わせ、夢に向かって努力する事の素晴らしさ、それによって自分の愛する人に報いる事が出来るという普遍的な事実を、難しい言葉ではなく、それでいて平易過ぎない程度の比喩を用いて切々と歌い上げる途中に突如乱入してくる「大阪弁のおっさん」。
これはもう悲劇です。
悲劇なんです。
始めは「スター・ウォーズ」のデス・スターへの突入シーンが実は「2カットで出来てる」と気付いた人のポストから始まった。
それに感化された人達が、「ちょっと気の利いた」映像を教え合い、一人がこの1997年の清涼飲料水のCMを紹介した。
It's an incredible cut, I would never have noticed if it wasn't pointed out.
— John Cotterell (@cotterzz) August 20, 2026
Here's another example from an ad that is 30 years old now and still blows my mind - keep an eye on the location, the jumps are quite.. spectacular.😂@SpaceKoala @FilmJournalGuy https://t.co/DFLaSOWeLW pic.twitter.com/KNrBGM92Yp
この CM は僕も知らなかったですが、とても良く出来た映像ですね!(CMの詳細は → St George [advertisement])
長回しが「驚異的に長い!」と話題になった映画「トゥモロー・ワールド(Children of Men/アルフォンソ・キュアロン監督)」の公開が2006年ですから、それに先立つこと9年も前に、これほど見事な映像が造られていたのはまさに驚異的ですし、制作側のチャレンジングな姿勢が素晴らしいと思います。
「長回し」や「ワンカット(のように見える)」は、映画好きにはたまらない話題ですが、個人的には、本物の長回しでワンカットの「エルミタージュ幻想(アレクサンドル・ソクーロフ監督)」よりも、つなぎ目を工夫して長回しに見える方が好きです。「あ、ここで継いだな」みたいなのを考えるのが面白いので。
つまり「ロープ(アルフレッド・ヒッチコック監督)」や「1917 命をかけた伝令(サム・メンデス監督)」みたいなのが好みな訳ですよ。
あと、今の人はあまり知らないでしょうけど、ジャネット・ジャクソンの「あなたを想うとき(When I Think of You)」のミュージックビデオなんかも、とても良く出来ていて面白いですよ。
このビデオは1986年の制作で、当時は結構話題になったりしました。
曲は別に好きじゃなかったですけども、自分もビデオは何度も何度も観ました。
このビデオでは5か所のつなぎ目があります。
興味のある人は探してみて下さい。
父は以前から「俺が死んだらお前のために化けて出てやるよ」と言っていて、「化けないでいいから普通に出てくれよ」と思ってたんですが、父の葬儀の時、読経中にろうそく立てが砕け散って、お坊様が飛び跳ねるほど驚いたのを見た時、こりゃ、そのうち化けて出るなと思いました。
— 黒史郎 (@kuromentaiko) August 21, 2026
この方のお父さんは、生前から積極的に「出てやる派」なのがちょっと羨ましいです。
うちのお父ちゃんも、いつでも良いので出てきて欲しいもんです。僕の事を恨んでても呪ってても良いので。
自分はいわゆる幽霊というものに対して非常に否定的な立場なのですが、自分の周りで亡くなる人がどんどんと増えてくると、「幽霊というのは存在した方が夢があって良いな」と思うようになりました。
恨みつらみや恐怖の対象で語られる事の多い幽霊ですが、その始まりはやっぱり親愛の情から「死んでもなお存在して欲しい」という願いから生まれたものなのではないでしょうか?
よく考えたら「スター・ウォーズ」のフォースの霊体なんて、まるっきりこの「善き人の幽霊」と同じ概念ですよね。ゾンビ好きのアメリカ人からしたら、もしかしたらあれは斬新なアイデアだったのかも知れないですね。