2026年2月5日木曜日

アドビさんの華麗なる転身


 Adobe さんの華麗なる転身が、もっと絶賛されるかと思った転身が、実際のところは愛憎入り混じった厳しい言葉で非難されています。愛憎と言っても、あきらかに「憎」が多目なところに現在のAdobeさんの危うい立ち位置が見て取れます。

要は「クリエイターを守った」ではなく「株主の声を聞いただけだろ」というところでムカついている人が多いようです。

実際の所 Adobe さんは、この騒動でここ5年来の最安値を更新しましたし、そりゃまあ、なんらかの手を打つしかなかったんでしょう。たとえ場当たり的であったとしても、今回のこの「無期限利用可」は、iPad 向けのお絵かきアプリ「Fresco」のサブスク化を断念し、完全無料公開した時に次ぐ、Adobeさんの大英断だと思います。

Adobe さんは、ソフトの売り切りモデルを廃して Creative Cloud(CC) に舵を切った時からクリエイター達のヘイトを買う存在になっており、Adobe製品を使うことを指して「Adobe税を払う」とまで言われるありさまで、近年はさらに生成A.I に力を入れているという事で「アンチクリエイター企業」としてAdobeという名前が挙がる度に辛辣な言葉が投げかけられています。

かく言う私もCC移行の際、「封書ではなくメールだけでお知らせする」というAdobeさん一流の巧妙な罠に引っかかり、Illustrator(Mac), Illustrator(Win), Streamline(Win), Photoshop(Win), Premiere Pro(Win), GoLive(Win) と、手持ちのアドビ製品のシリアルナンバーを全て無効化されたので、それなり以上の恨みはあります。

ただ、それでもやはりAdobe さんは偉大な企業だなと、そう思います。Adobeの製品は、優秀です。特にインターフェイスは、素晴らしいと思います。単に「Adobe の指使いに慣れたから他の製品が使いにくく感じる」以上の使いやすさがあると思います。細かいところの使い勝手や挙動がバツグンに「直感的」で、まさに「かゆいところに手が届く」製品なんです。

対 Photoshop のフリー側急先鋒として名高い GIMP は、Photoshop を使っていた人からすると、乗り換えに対するコストがかなり高いと思います。おそらく GIMP は「わざと」 Photoshop とは違うインターフェイスやキーアサイン、挙動にしたのだと思ういますが、この辺が本当になんというかとても「使いづらい」んですよね。それは「Photoshop に慣れているから使いづらい」のではなくて、「直感に反していて使いづらい」訳で、そして「なんでこんな挙動になるんだ?」と何度も思ううちに、慣れる前に疲れ果てて Photoshop に回帰してしまうのです。

僕は普段は GIMP3 を使ってますが、それでもステップ数の多そうな画像処理では、壊れかけのWindows 7にインストールした古の Photoshop CS3を使って作業をします。その方が圧倒的に早いからです。

iPadではProcreateの製品版を使ってましたが、Frescoが無料公開された時はすぐに乗り換えました。とにかく Adobe 製品は本当に使いやすいんです。

ですから、「Adobe 税」と揶揄しつつも、使い続けないといけない立場の人達の「愛憎入り混じった感情」はとてもよく理解出来ますし、同情もします。アマチュアならともかくプロとして仕事をしている人には、Adobe 以外の選択肢はほぼ無いも同然ですし。

そして、他のソフトハウスも、Adobe 製品に比肩するような優れたアプリケーションを作ってもらいたいものです。ファイルの互換性の問題もありますから、Adobe という一強を作ってしまった時点である程度「詰んでる状態」だというのは非常によく判りますが。

僕はもう新規に Adobe 製品を購入することはないと思いますが、5世代ほど前の Illustrator と Photoshop を買い切りタイプで2万円程度で販売してくれるなら、もう一度書い直すと思います。正直言って、ほとんどの人には CS以前ぐらいの機能でも十分実用的でしょうし。まあ、Adobe さん自身が、そんな「自分の足を食うタコ」みたいなソフトを出す訳ないと思いますけども。

ちょっと脱線しますが、ここ数年の Adobe さんの調子に乗ってる感じを見ると、PostScript Font でがっぽり儲けていた頃の Adobe さんを思い出します。

あの時は、盟友だと思っていた Apple が Microsoft と手を組んで、Adobe に全く知らせないまま TrueType Font を開発し、こともあろうに Adobe の社長が同席する場で共同発表するというえげつない強烈なカウンターパンチを喰らわされました。その結果、Adobe さんは PS Font の仕様情報を暗号化も含めて無償公開し、ロイヤリティ料金を引き下げるという「華麗なる転身」を行わざるを得なくなったのです。

今回の「華麗なる転身」は株価が原因ですが、Adobe さんの「顔面蒼白&華麗なる転身」は、かなりレアなので、こういった事が蟻の一穴となって今後の  Adobe さんの企業体質を変えてくれるなら、それはそれでありがたい事だと思います。

ともかく、Adobe さんにおかれましては、今後も素晴らしいアプリケーションの開発に邁進し頑張って欲しいものです。

僕には古い Illutrator と Photoshop それに Fresco があれば、それだけで十分です。Adobe 税は十分払いましたから。

2026年2月2日月曜日

「GNU Hurd は2026年中にリリースされない」にホーキング ベット!

 

日本語訳版スクリーンショット

2月早々にこんなニュースが流れてきてますが、2026年も結局 GNU Hurd はリリースされないんじゃないでしょうかねぇ。

GNU Hurd は、1990年に開発が始まって今年でなんと36年目。未だに正式なVer.1.xは発表されていません。

GNU Hurdが全然リリースされる気配がない事から、仕方なく的に1991年から開発の始まったLinuxは、バージョンアップを繰り返し、今やフリーのUNIX系OSでは最大派閥としてデファクト・スタンダードの地位をガッチリ固めている。

また、GNU Hurdと同じMach系の兄弟とも言うべきmacOSは、OPENSTEPという母体があったとはいえ、それを3年がかりで大改造する事になりリリースは2001年とLinuxより10年以上遅くなった。しかし、以後は見た目の美麗さとAPPLEブランドで商用UNIX系OSとしてはそれなり以上の地位を得ている。

それに比べるとGNU Hurd の現状は、なんとも寂しい成果であると言わざるを得ない。最終リリースが10年前の0.9で止まっているというのが、なんともはやである。

開発だけで36年目である。これは途方もない年月だ。一般的なスポーツ選手なら誕生し、なんらかの成果をあげ、引退している月日である。

一般的にUNIXの開闢(かいびゃく)とされるのは1969年(57年前)。実にUNIXの全歴史の63%はGNU Hurdの開発期間なのである。すごっ!

ちなみに開発の始まった1990年と言えば、Microsoft であれば Windows 3.0がリリースされ 、任天堂であればスーパーファミコンが発売され、そして、世界最初のWWWがその年の12月にやっと生まれた、そんな年なのである(ちなみにNetscapeが誕生するのはその4年後である)。

むろんテレビはブラウン管でビデオはVHS。カメラはフィルムが当たり前で「デジカメ」という言葉は無く、高精細テレビは一般向けには発売されておらず、それを指す名称は「ハイビジョン」で、しかもアナログだった。そんな時代である。

そんな時代に開発が開始された GNU Hurd がいよいよ今年正式リリースに到達する、という噂。

36年という年月を考えれば「十分にあり得る」話である。しかし、36年間まったくリリースされなかったという事実を鑑みると「あり得ない」とも思える……。

個人的には、是非ともリリースまでこぎ着けて欲しいと思っている。あきらめ半分の気持ちもあるが……。

こういうモヤモヤした気持ちの時に有効なのは「スティーブン・ホーキング的賭け方」である。

ホーキング博士は、自分の「期待する結果を否定する方」に賭けるという「保険的な賭け」をよくしたそうだ。こうしておけば「自分の期待する結果」だった場合は普通に嬉しく、「自分の期待する結果ではなかった」場合も賭けには勝つことが出来る。

だから僕は「2026年中にGNU Hurd は正式リリースされない」に花京院の魂を賭けます!

さあ、この賭けの行方やいかに?


2026年2月1日日曜日

ナビの「上・下問題」は一体いつ解決するのか?


 これなんか、昔からずっと言われているんですよねぇ。意味的には逆だけど「カーナビに高速ボタン」が欲しいというパターンで。それこそ、カーナビが一般化した時からずっと言われている。

しかし、未だに実装したメーカーを自分は知らない。とは言え、僕はカーナビを載せなかったので、他人が使っているところしか見たことがない。本当はその機能があるのに「説明書を読んでないから知らない」というのは往々にしてある事なので実体は不明だ。

ただGoogle様のサジェストも「高速ボタン」はなさそうな雰囲気がプンプンしているので、やはりないのではないだろうか?

Google検索のサジェストも未だにこんな感じだし

カーナビであれば、なにか法的な部分で「運転中に操作してはイカン!」みたいななにかがあるのかもしれないが、あれだけハンドルにボタンをつけるオプションパーツや音声入力もあるのに、手動での「強制的高速モード」みたいなのが付けられないのは正直意味不明である。

ま、上記のポストの方が言ってる「ナビ」は、多分スマホの事だと思うが、現状地図アプリ等も「上」や「下」のレイヤー分けなどは行ってないようである。

僕はGoogle Mapsしか使わないが、こいつも「上」や「下」がある場面では超絶使いにくい。「下道+高速のジャンクション」とか、クリックする度に「上」や「下」が入れ替わるので、本当に目眩がする思いだ。

大阪梅田のこの辺とか地獄なんですよねぇ
地上に出たり、地下に潜ったり、上(新御堂筋)に登ったり
(Google Mapsより)


無料で使わせてもらってる立場上あまり強く言えないが、でも本当にとても使いやすいとは到底言えない。なにか解決策あるでしょ、Googleさん?

ともかく、昔からみんなが不満を持っているのに、不満を解消する事なく別方向に進化し続けているもの

  • ワイパー
  • ナビゲーションシステム

これが現代の三大不毛改良品です。

これらが真に解決される未来は一体いつ来るのか?

早く来てくれないと、あたしゃ死んじゃいますよ。歳なんだから。

2026年1月27日火曜日

たぶん、ものすごく複雑な処理(ではないです)


 「最高に面白い時期」と「死ぬほどつまらない時期」の振れ幅が大きい人と言えば、世の中的には糸井重里さんという事になるんでしょうか?

でも、この人の凄いところは、その「死ぬほどつまらない時期」を通過した後に、また再び「最高に面白い糸井重里」として復活するところで、面白くないままフェードアウトしないところが、やはり並の人ではないなと、そう思うわけです。

2026年1月26日月曜日

「超時空世紀オーガス」のブガッティ・ヴェイロンの謎

 

今日たまたま、たくさんの車を見たので思い出したが、もうちょいコレ誰か話題にしてもええんとちゃうの?

そっくりやん。

2026年1月20日火曜日

なんでも「◯◯道」風にしたがるのは日本人の悪い癖


時代に逆行するような取り決めだと思うが、案外賛成の人が多いようでちょいとびっくりである。

なんというか、日本人のどんな事にも真面目に取り組む姿勢というのはとても良いと思うが、個人判断での「ON/OFF」を全く許さないという厳格な真面目さを要求する事については、本当に毎度辟易とする。

要するにこれは「相手(選手)を信用していない」という事だと思うし、いい大人をいつまでも子供扱いしてるだけだと思う。別に作戦やチーム事情をべらべら喋るようなアホは居ないだろうし、もし居たとしたらそいつが個人的に処罰されたら良いのだ。大人なんだから。

日本人は、割となんでも「道」みたいな捉え方をして、しかめっ面の「面白くない顔」で取り組むというのを「善」とする嫌いがある。

一瞬も気を抜くな、歯を見せるな、笑顔禁止、一生懸命やれ、100%真面目に、休み時間などない、という感じのアレである。

笑顔だと真面目にやってない判定になるの、いい加減に見直さないとかなりマズイと思いますけどねぇ。

まあ、「面白くない顔」をしてりゃ、とりあえず真面目にやってると思ってくれるんだから、ある意味チョロいと言えばチョロいんだけども。

でも、それって楽しいかえ?
見てる方も、それを見て面白そうと思うかえ?

敵チーム同士が塁上やゲーム開始前にわちゃわちゃやってるMLB。そこからの映像がばんばん入ってくる昨今においてなお、「敵チームとは仲良くしなでおこうなっ?なっ?」みたいなやり方が果たして今後の野球人口増加にどう寄与するのか?

ま、見ものである。


2026年1月19日月曜日

決意表明 on SNS



 なんと言うか、まさにこれが「なにごとか大事(だいじ)を成し遂げた事のある人」の意見なんでしょうなぁ……。

アイデアに対する称賛の拍手すらも本人のモチベーションを削ぐ要素になるというのは、我々凡百の人間とは正反対なのでびっくりです。

普通の人であれば、せめてアイデアへの称賛や共感ぐらいは「先払い」で欲しいものですからね。そして、需要があるなら作ってみようか、みたいな感じですもんね。

もちろんやる気が減退しない人もいるでしょうけど、孤独になにかに打ち込みたい人にとっては「無風」こそが最高の追い風なんでしょうね。