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| 毎回ロゴを描き起こす律儀なわたくし (いらすとや様、ありがとうございます) |
「緑一色の帰還」を書いている時に、「そういえば三槓子を和了った事を記事にしてなかったな」と気が付いて、今更ながら書いてみる。
参考記事：
毎度の事ながら、たとえ読んだとしてもタメになる内容は1mmも無いのだけども、三槓子という役が運良く出来上がっていく様を一緒に見てもらえたら幸いです。
あと、今回は「三槓子を和了るために必要なこと」を中心にかなりクドい目に書いてます。
僕以外の「三槓子を和了りたい」という殊勝な人がいれば、その点については参考にはなると思います。
でも、あくまでも有効なのは「三槓子を和了りたい人」のみです。
そんな人が僕以外に居るのかどうか、知りませんけども。
では、どうぞ！
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| 配牌 東一局の親です |
このように配牌に暗刻がひとつ以上あれば、それは明確な「三槓子チャンス」です。
三槓子は「育っていってたまたま和了る役」ではなく、配牌から「三槓子か死か」で狙わないとまず和了れない役なのです。
三槓子は対々和や三暗刻(四暗刻)と違って、場に関連牌が打ち出されてスルーしてしまったら、その時点でもうオシマイの役なので、今回の配牌のような「暗刻+対子+対子」で三槓子を狙う場合は、対子の牌が場に切られたら「とりあえずポンして4枚目は自分でツモってくるぞ」という、頭のイカレた強い意思・覚悟が必要になります。
また、運良く確定三暗刻が出来たとしても、四枚目が河に捨てられたなら、ノータイムで大明槓をし、その結果「役なし」になるのも覚悟をしなければならないのです。
これが三槓子の難しいところです。
三槓子は、技術よりもメンタルなのです。
もし途中で失敗した場合、手に役牌があれば御の字、しかし、ほとんどの場合は対々和か嶺上開花に和了を託すしか無いという、まさに「命綱なしの綱渡り」、それが三槓子という役なのです。
三槓子を狙ってみようという方、どうかそれだけは憶えておいてください。
以上「三槓子を和了るために必要なこと」でした。
さて、ともかく、どうしても三槓子を和了りたかった僕は、この配牌で三槓子を狙うことを決断。
一番切れやすそうな一萬や北も、「出れば即鳴く」と決めていました。
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| 5巡目に一萬ツモ 場に切れる前に暗刻に出来たのは嬉しい ポンして加槓より、大明槓の方が難易度は低い |
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| そして7巡目に北ツモ これで「確定三暗刻」形 もちろん、ここで三暗刻に日和ってはダメなのだ |
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| 両面形を残していると「入ってしまう」可能性がある なので、両面を壊している(到達不能手順) 三萬か三索かちょっと悩んで三索から そして、すぐに上家が打一萬！ |
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| 当然ここで大明槓！ 役無しになって、もう引き返せない 嶺上からの五筒を切って すぐに下家が打北！ |
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| 当然これも大明槓！ 一萬と北は出る牌だっただろうが、問題は最後に残った五索 ど真ん中の牌 他家が使ってても、王牌にあっても「オシマイ」 しかし、もう賽は投げられた ルビコン川を渡った 大明槓を二度した 戻れないのだ！ |
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| そして、そうやって追い込んだ先にあったのは 二枚目の嶺上牌に隠れていた四枚目の五索 神がそこに居た！ |
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| 最難関の五索を自ら掘り当て、暗槓に！ ついに三槓子、もとい「3つの槓子」が完成 しかし、テンパイはまだだ |
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| 暗槓の嶺上牌、一筒をツモ切り 次巡、とうとうツモ八索でテンパイ！ 二・伍萬は残り6枚 勝った！ |
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| 「これ八索出たらポンして四槓子狙いも？」 と考えていたら、対面からテンパイ即和了 四槓子も狙いたいけど、とりあえずまずは三槓子だ！ |
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| という訳で、見事「三槓子のみ」の成就 ドラが乗ったので満貫になったが、そんなのは関係ない 長かった 本当に長かった |
一萬の大明槓から、流れるような北・五索の連続槓で、あっという間に「3つの槓」が完成したが、これだけ運良く進行しているのに和了れなかったとしたら、「もう三槓子は一生和了れないかも知れない……」と、実は戦々恐々として手を進めていたのだ。
特に五筒を被ったところは、「もしかしたら、この五筒が雀頭を作る最初で最後のチャンスやったんかも？」とかなり弱気になっていた。
九索切りが多いので八索は残ってると思っていたけど、二・伍萬より先にツモれた時は、少しホッとした。
三槓子の道のりは、本当に茨の道でした。
ま、そんな訳で、個人的には三槓子の飜数は、今までしてきた苦労を考えると「六飜」が妥当だと思うが、清一色と比べても和了りにくいので、六飜でも相当安いとは思う。
一般的にはわざわざ狙って和了る役ではないから、六飜はまったくコンセンサスが得られないとは思うが、落とし所として適当と思われる「四飜」程度だと、狙う価値がなさ過ぎて役として成立しないと思う。
いわんや今の二飜の状態など、偶発役以下の出現頻度だし、いっそ「役一覧」から消してしまっても良いんじゃないかとさえ思える。
とにかく
(1) 三槓子は和了れない
(2) 和了れても難易度の割に安い
(3) 物好きしか狙わない
そんな不幸な「魔の役」なのです。
でも、物好きな人、僕と一緒に和了りを目指しましょう！
「三槓子クラブ」会員募集中！
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