昔の4コマ漫画 (素材:いらすとや) |
21年前のホームページに掲載していた4コマ漫画再掲載プロジェクト・その2。
このプロジェクトのバックグラウンドはこちら:
(「続きを読む」以降、およそ1,000文字)
STASHの4コマ漫画 第2話 By サミー・ヒオキ |
現在のテツローによる解説:
この回の服を買いに行ってる場所は、舞台関係者がよく衣装を買いに行く所としてつとに知られている「マッサン」というお店です。
マッサンにはさまざまな舞台衣装があり、またセミオーダーとしてはかなり安価にジャケットを仕立ててくれる上に、マジシャン用に「特別な機能」も特注で仕込んでくれる、そんなありがたいお店です。
ただ、取り扱い商品があまりにも「舞台衣装でっせ!」な感じの100%舞台衣装なので、僕にはそれが気恥ずかし過ぎて、地味目なドレスシャツを数枚買うぐらいしか利用しませんでしたけれど。
ちなみにマッサンのイントネーションは、おそらく店側の想定としては「デッサン」と同じなんだと思うが、僕を含め知り合いが全員「おっさん」のそれで発音しており、この辺になにか大阪で商売することの悲哀みたいなモノを感じました。
ところで、昔のホームページでの4コマ漫画連載は合計10数回あって、基本的に僕は内容についてはノータッチだったのですが、この回だけはどうしても気に入らず、掲載をためらい、ついには変更をお願いしたりもしました。
当時、なにがそんなに気に入らなかったのかを説明すると、それは大きく分けて2つ。
ひとつは、この流れだと、ヒオキさんの「ツッコミ」がヒントになって「二人組のマジシャン」というコンセプトを思いついたように見えてしまうこと。
このエピソードの元になったマッサンに行った日というのは、実際にはコンビを結成してからなので、まず時間軸がおかしい。
もうひとつは、2コマ目のヒオキさんのセリフを僕が「ツッコミ」だと思って感心したとしたら、僕のセンスが「イカれてる」と思われる危険性があること。
だってこれツッコミじゃないし。
当時、この2点を指摘してヒオキさんに描き直して欲しいと伝えたのだが、結局、「そんなん誰もなんも思わへんよ」と言われ変更してくれなかったんですね。
まあ、今となれば確かにどうでも良いことなんですけど。
ちなみに、この袖の異常に長い服は、当時、本当にマッサンで売ってました。
「ハカセくんやがな」と言ったのも本当です。
あと、僕は売れなかったので、つまりはセンスが「イカれた人」で正解だったという事なんでしょうね。
な~んや、描き直ししてもらわんでちょうど良かったんやん!
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