2022年5月17日火曜日

飲み終わったら終わるラジオ(27) 「練習は身につく」

 まずはこの16分程の動画を見てやって下さい。


今回も後輩芸人の福人(ふくんちゅ)君のYouTube番組にゲスト出演してました。

今回の一文字は「み」、そこから「身につく」、さらに福人の伝説的なお父さんの話へと。
(「続きを読む」以降、およそ1,345文字)


手品をやってて良かったなと思うことはたくさんあるけれども、その中でも特に「上達」というものをひしひしと感じる事が出来たのが一番良い出来事だったような、そんな気がします。

手品をするには日常的にはすることのない特殊な動き(ムーブ)や技法が必要になりますが、これを自然な形で身につけるのはなかなか難しいです。

もちろん、その特殊なムーブや技法の中にも「やさしい」、「比較的やさしい」、「比較的難しい」、「難しい」、「非常に難しい」、「超絶難しい」、「世界でも数人しか出来ない」というようなレベルの違いはあるのですが、「難しい」までの技法は練習次第でだいたい身につきます。

当然、習得するまでの時間は人それぞれですが、地道に何度も何度も練習をすれば、やがて上手く出来るようになります。

要は「出来るまでは(なるべく)あきらめない」というのが肝心なのです。


####


手品に限らず技術の習得には長い時間がかかります。

いきなり一足飛びに上手くなる事はほとんどなく、薄い紙を一枚一枚重ねるようにしか上達しません。なので、自分が本当に上達しているのかを時々確認しないと、やる気がなくなって辞めてしまうことになります。

そこでオススメするのが「テツロー式上達維持方」です。

これは、非常に簡単。練習しているところをビデオで撮るだけ。
別にずっと撮らないでも良い。ただある程度の時間(10分ぐらい)は撮っておく。

このビデオで撮るというのを一週間おきとか一ヶ月おき(習得する技術の難易度に依る)に繰り返し、自分が本当に上達しているのか半信半疑になった時に、撮っていたビデオを見るようにします。
そうすると、自分が「確実に上達している」のが第三者目線で解るので、またやる気が復活します(そして同時に悪いクセも解る)。

この方法は、なんらかの理由で突然身体障害者になった人のリハビリにも効果的なので、医療関係者の方は、是非ともこの方法を取り入れて頂きたい。
最初のリハビリ時の「なにも出来ない」状態をカメラに収めるのが心苦しいと思う向きの人も居るかと思うが、ほとんどのリハビリには長い長い時間を要する上に、上達が非常に解りにくいので、初期の段階での撮影は後々の「ここまで回復した」という実感を得るためには特に重要になります。
是非とも撮って下さい。

とまあ、柄にもなくえらく真面目な事ばかりを書いてしまいましたが、とりあえず「練習を積み重ねる」というのは凄い事なんです。

凄い事ゆえに弊害もあるんですけどね。
なにかが出来るようになって「自信がつく」のと「傲慢になる」のは紙一重なので。


####


福人のお父さんはかなり逸話の多い人で、その中にはとんでもない話もあったりする。
動画で話ているのは比較的マイルドな内容です。

他にも面白い話がたくさんあるので、タイミングをみてちょこちょこ話てくれるでしょう。

ちなみに僕は会った事はありません。
今後もきっと会わないと思います。
多分。いや、知らんけど。

僕は福人父の事を知らないのでここに書けることはなにもないんだけど、絵の練習で挿絵を2枚描いたので、どうぞ見ていって下さい。


ひとり用サウナ(想像図)
テキトーに描いたのに、検索したらそっくりな商品があってびっくりした


福人(左)の身体についたペンキを落としてくれる優しい福人父(右)
実際にはシンナーのバケツをひっくり返した訳ではないが
やってる事はほぼこれと等しい
ちなみにお父さんの絵は想像です


0 件のコメント: