これ本当思うんですがな。
— 熊ノ翁 (@V7NnRqa0uZbvFqZ) January 14, 2026
「この小説、読みやすいんです!」は、読む側としては結構な賛辞だと思うんすよ。
書いてる側的には「ケッ、読みやすいだけかよ」と思われるかもですが。
いや、ホントね。
突っ掛かりなく「誰がどこで何してるのか」がわかる小説って、かなり希少だからね。
「読みやすい」、「解りやすい」はコンテンツでは非常に重要だけど、あまりにも基本の重要項目過ぎて、もはや意識されなくなっている感がありますね。
僕は演芸の世界に長くいたけども、若手のお笑い芸人の「ウケない」には二種類ありました。
ひとつは「なにを言ってるのか・演ってるのかお客さんが理解出来ない」で、もうひとつは「言ってる事も演ってる事もお客さんは理解出来た上でウケない」です。
前者は、発声が悪く、小声で、言葉や文章も整理されていない、目線もふらふら泳いでる、こんな人です。だからいくら「おもしろフレーズ」があっても全体としてはやはりウケない。
後者は言わば「真っ当に真正面から滑る人」で、こちらは同じようにウケなくても全然マシなのです。言いたい事を言い、演りたい事をやって、お客さん側も言ってる意味も演ってる内容もきちんと理解できた上で、ただ「面白くなかった」だけなので。つまり、ネタが悪いというだけの話です。ネタを替えればウケます。(※ お客さんと合わなかっただけ、という可能性もありますが、若手の場合はそれはあまりない……)
言ってる事が伝わらないために「結果としてウケない人」は、演ってるネタをどんなに手直ししても絶対にウケません。ネタのせいじゃないのです。
ただどっちも評価として「面白くない」と言われるから、同じ土俵のように感じてしまうのですけども。演ってる若手も自分がどっちでウケてないのか、把握できていませんしね。
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これは映画や漫画でも一緒で、アマチュアの作った作品はとにかく観る・読むのがシンドイです。
よく邦画をバカにする人がいるが、あれは「映画としてちゃんと観れた上で面白くない」だけで、映像作品としては至極真っ当なのです。試しに音を消して観てみれば良い。画面の遷移に違和感はないはずです。
逆にアマチュアの作った映画は、まず「映像」として観るのがとても困難です。面白いかどうかを評価する以前に「観れない」のです。映像作品としては、「お父さんの撮った運動会」の方がまだマシです。
だから「解りやすい(読みやすい)」というのは、とても大事なのです。
コンテンツとして評価を得るための最初の一里塚は「解りやすい」です。
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プロの漫画家でも「戦闘シーン」や作品の核を成す「重大な概念」を説明する時に解りにくい場合がありますよね。
あれは、本当に困ります。
「戦闘シーン」は読み飛ばして決着だけ見ても済みますが、なにかの「考え・概念」が分からなかった場合、作品の続きを読めなくなりますから。
しかし、「作品が難しい」のか「自分がアホ」なのか、その辺の分岐点って、どこなんでしょうね?

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