2026年1月18日日曜日

著作権が強すぎる


 これは本当にそうで、著作権法って強すぎるんですよね。しかも異常に強い。

似たような制度の特許法ですら最長20年(+5のものあり)で、しかも出願(金銭的負担+面倒くさい)して審査されて認められて登録してもらっても、4年目以降には更新の特許料を払わないと20年を持たずして自動的に無効になってしまうという超絶的なハードルの高さなのである。

それに引き換え著作権は、基本的に「作るだけ」でオートマチックに取得出来る。本邦においては「©copyright」の表記さえ不要で、そして作品の著作権自体は放棄も譲渡も出来ない。

しかも、作者の死後70年間有効という超ロングラン公演なのだ(映画等は公開から70年)。

70年という長さも異常だが、なぜ「作者の死後」からカウントダウンが始まるのかも謎である。せめて発表からとか、なんかあるだろうよ。

もっとなんとか期限を見直してもらいたいところであるが、見直したところが「作者死後から50年」だったものが「死後70年」へと変更されたので、結果、著作権法はますます強大になってしまったのである。

この辺はいわゆるディズニーの「ミッキーマウスの著作権切れ問題」がいろいろと関係していると言われているが、それがホントなら、ディズニーいい加減にしろよと言いたい。


さて、著作権の有効期限が長過ぎる弊害として、過去の名作が広まらないまま埋もれ、そして消えていくという問題がある。

特に映画や漫画で顕著であるが、「あっ、これは隠れた古典的名作だな」と思っても、権利者を探し出して著作権料を払って世に広める作業というのは、労力が過ぎるのである。結果、著作権が切れるまで「放ったらかし」にされる訳である。

「古典的作品は自然消滅し、新陳代謝を起こし、業界が活性化するのでは?」

という興行的出版的意見もあるだろうが、文化的な面で見れば過去の作品が「無き物」として扱われるのは多大なる損失である。演出、表記法、技術のルーツが失われてしまう可能性もある。

だから、著作権の有効期限はもっと短くするか、作者の死後すぐ切れるか、放棄出来るようにするか、世の中的には「放棄されたも同然」と看做せるなにかの基準が欲しいところである。

ちなみに僕は手塚治虫先生の「ワンサくん」が単純にキャラクターとして好きなのだが、世の中の人は「ワンサくん」をほとんど知らないでしょ?僕からしたらそれは非常にもったいないと思うのですよ。

まあ、手塚先生の場合は他にも魅力的な「隠れたキャラクター」はいっぱいいますけどもね。

とにかく、著作権法はもっとゆるくなって欲しい。

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