いま、全国のシステムエンジニアの方々が「食品のみ消費税0パーセント」が現実になったら、どうしましょう? という問題について涙目になりながら考えていると思う。たぶん、ものすごく複雑な処理になるんだろう。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) January 25, 2026
「最高に面白い時期」と「死ぬほどつまらない時期」の振れ幅が大きい人と言えば、世の中的には糸井重里さんという事になるんでしょうか?
でも、この人の凄いところは、その「死ぬほどつまらない時期」を通過した後に、また再び「最高に面白い糸井重里」として復活するところで、面白くないままフェードアウトしないところが、やはり並の人ではないなと、そう思うわけです。
僕も年代的にご多分に漏れず「萬流コピー塾」からのイトイフォロワーで、コピーにしたってテレビ番組にしたって、ゲーム(MOTHER)あるいは「スナック芸大全」や「家族解散」、「イトイ式コトバ論序説」等もろもろの書籍だったり、「ほぼ日刊イトイ新聞」が開設したのち数年は、それこそ「ほぼ毎日」読みに行ってたりと、糸井重里という人の動向を好意的に追って頭の栄養にしていました(少なくとも「言いまつがい」までは読んでいた)。
ここ十年ほどは、例の「世界一のクリスマスツリー騒動」ぐらいしか知りませんし、Twitterの頃からフォローはしていないので最近の動向は全然知らなかったのですが、本日「おすすめ」で上記のポストが流れてきて、「あ〜あぁ」となんだかすごくガッカリしてしまったのですよ。
なんというか「糸井重里ともあろう人の知性がこれなの……?」という部分で物凄く落胆してしまったのですよ。判りますか?
糸井氏の言う「システムエンジニア」という言葉が、どのような業態のどんな人を指しているのかは不明であるが、「システムを作る」というような仕事をしている人達が、こんな事で「大問題だよぉ……」と涙目になるぐらいの「技術も先見の明もない」人達だと本気で思ってるんだとしたら、それはもう本当にとんでもないぐらい「システムエンジニア」という業種をバカだと思っているのではないでしょうか……?
それともこの意見は、糸井氏に限らずコンピューターに疎い人達に共通の「えらい大変な作業やりはりますねんな」みたいな感覚なのだろうか?
「たぶん、ものすごく複雑な処理になるんだろう」という言葉が、どこまでの複雑さを指しているのかは判りませんが、別に消費税の税率や品種を変えるのにシステム全体に手を入れる必要はないです。少なくともバーコード読み取り装置や本部への通信なんかは、全然いじらなくても良いぐらいの事は普通に解るでしょうし。
大体、レジのシステムを使わず人間でやってみるという思考実験をすれば、「食料品が来た時だけ消費税を0%にする」という処理が1回入るだけで、その他は今まで通りと解るじゃないか。それが「食料品」か「食料品じゃないか」は基本的に今はバーコードで解るんだし。
消費税導入以前ならともかく、今はすでに何度かの税率の改定があり、複数の税率に対応している。こういった当たり前の経験の元でガチガチの数値固定で余裕のないプログラムなんて一体誰が書こうものか?
みんなの手元にあるスマホのOSアップデートの方がはるかに複雑怪奇で面倒くさい処理をしてますよ。
糸井氏のこの発言になにか隠れた意図があったのかどうかは判らないけど、想像で書いたのだとしたら想像力が必要以上に貧困なので不用意だったと思う。自分の心の中の「過去の糸井重里さん」なら「ぼくには分からないけど、だれかエラい人がパッとやっちゃうんだとおもう」ぐらいは言いそうだったから、そういう意味でも今回は本当に余計に落胆してしまった。
でも、糸井重里さんももう77歳か。年齢的にはこんなものなのか……?
いやでも、これが糸井重里の知性だと信じたくない!
あー、もう、本当に嫌だ。
俺は糸井重里が好きなんだよー!!





