2026年8月9日日曜日

麻雀本のある種の悲しみ

 ブックオフ・オンラインで新規入荷を調べた時、たまたまこういう並びで出てきて、麻雀本のちょっとした悲哀みたいなモノを感じた。


解らない人向けに説明すると、上側にある「麻雀コンボ理論」というのは、今年7月に発売したばかりの "現在麻雀の最新理論" が載っているとされる戦術本。

下側の本は、これはかつて「ニャロメのシリーズ」としてさまざまな分野で入門者向けの解説本が出版されたのだが、そのシリーズの最初期に出た麻雀入門者向けにルールを解説した漫画本。そして、これはその本の限定復刻版。

なにが悲しいのかと言うと、麻雀の戦術本はよっぽどのものでない限り中古相場で「プレミア価格」にはならず、その「よっぽどの本」は、実際のところほとんど存在しない、というところです。

そこで上記のような「強くなりたい麻雀ファン」は見向きもしないような漫画の入門書の方が、よっぽど価値を維持したまま年月による陳腐化を免れたりする、という現象が起きるのです。

ちなみに、この「ニャロメのおもしろ麻雀入門」は2022年に部数限定で復刊するまで、中古市場では3,000 〜 4,000円程度の高値で取引されていたという、まさしく「プレミア価格」の麻雀本だったのです。さすがは、赤塚不二夫大先生と言わざるを得ない!


元祖「ニャロメのおもしろ麻雀入門」
限定復刊されるまではプレミア価格で取引されていた
そのままのプレミア価格が維持されるかと思ったのだが……
(ちなみに僕はこっちを持ってます)

麻雀に限らず技術書というのは、時代による内容の陳腐化が激しいので、商品価値の下落幅は他の分野に比べると非常に大きいと思うのですが、麻雀の戦術本に限って言えば、発売から3〜4年を経て、それでもなお中古価格で800円以上を維持している本があれば、それは相当な人気本だと言う事ができます(個人調べ)。

中古価格が内容を保証しているかどうかは全然別の問題ですが……。


長くプレミア価格を維持した本と言えばこちら
「土井泰昭の麻雀 完全牌理」
名著だと思います
(これも持ってます)

ちなみに、最近は世の中の物価高騰を受けて、ブックオフも古本価格が100 〜 300円ほど上昇しているようです。

上に紹介した「完全牌理」は、5年ほど前までは 2,000 〜 3,000円のプレミア価格を付けていましたが、その後、急激に価格を下げ 330円で取り引きされるようになりました。

そして、現在また 605円まで価格が戻っているのは、この物価高騰のあおりだと思われます。

今後もこのような「物価調整」は入るはずなので、気になる古本がある人は、早めに買っておいた方が良いと思いますよ。

老婆心ながら。


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