ただ 面白い形を目指して手を進行させたところ、自分でも初めての形で和了れました。
配牌 中が暗刻で自風がドラ 悪くはないけど、大して心躍る形ではない そんな第一印象 |
ドラが重なる ここから「より高み」を目指す孤独な戦いが始まる まずはホンイツへと舵を切る打四索 笑わば笑え |
さらにドラが重なる 中と字風のドラが暗刻 ここはこれで満足して打一筒が良いですね でも僕は打伍萬です |
さらに北をツモって4枚使い ツモ切ったところでなんにも影響はないだろうが…… |
ここは大人しく暗槓 嶺上牌から九筒を引いてテンパイ 五筒と九筒のシャンポン この時点で出和了り倍満 |
次巡七筒ツモ 打伍筒で六、九筒 打九筒で伍、八筒 見えてる枚数は同じ どちらの両面が有利か? この一打に倍満の和了りがかかっている! |
ギャー!二枚切れのカン六筒になる打八筒! ここで一盃口の一翻を追加しても倍満は倍満やっちゅうの! いやいや、ツモり三倍満もあるぜい! とことん高みを目指せ! そして、この打八筒には…… |
そう!このツモ九筒が面白い! えっ?結果的に和了り逃しになってるって? 高みを目指す人間には和了り逃しなんて日常茶飯事ですよ! |
ともかくこの打六筒でツモり四暗刻の形ね と思うでしょ? この形は「幻の三槓子」チャンスです! 九筒でも中でも出れば即座に大明槓です! そこまで考えての打八筒だった訳です 僕の中では四暗刻より三槓子の方が「より高み」ですから |
「九筒と中出えへんかな?」 と思ってるところで伍筒が出て…… |
数え役満の成就! でも三槓子も狙いたかった |
という訳で、出ても「数え役満」、ツモっても「四暗刻で役満」という、二種類の役満を内包した形を初めて和了りました。
さらに言うと、リーチによる一発やツモ、裏ドラ、槓ドラ、赤が全く関与しない形の純粋培養された「ダマの数え役満」も初めてでした。
北を暗槓しておいて本当に良かった。
これだけ翻数を重ねると、ツモって一言「四暗刻」で済ませるより、出和了って役名を全部言ってしまいたいというヤな願望が出てきますよね?
「メンホン、トイトイ、三暗刻、中、北、ドラドラドラドラ」
「くっ、て、テメエ……」
「フッ、俺たちは役名という呪文を唱えながら指を折って戦う魔術師<マジシャン>なのさ」
「天牌外伝」で黒沢義明さんがそう言ってました。
ウソですけど。
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