役満未満役全和了達成記念ロゴ 黄・白・青はそれぞれ麻雀牌を表している |
これで「役満未満役(回文)」は全て和了ったことになる。
なるべく「のみ手」になる和了形で掲載するつもりであるが、天鳳で残してある牌譜は「面白い役を和了った時」だけ。つまり主に「二盃口、三色同刻、三槓子、三倍満、役満を和了った時」の牌譜しかないので、その牌譜に含まれている和了形での抽出となっている。
では、どうぞ!
注意1:「人和」は最近では役として認められていない場合が多いのでカウントしてません。
注意2:一応「東風戦または半荘」という事にしているので、「西場の西」や「北場の北」はカウントしてません。
一翻役
リーチ 現代麻雀の「要」とも言うべき役。 こいつのせいでゲームのバランスが悪くなっているとも言える。 ただ、みんな大好きなので弱体化規制は強固に反対される。 |
リーチ一発 絶対に複合役になる「一発」くん。 名前も性格も陽キャな役。 でも「一発」って役名、変じゃないですか? |
自摸(ツモ) 門前でないとパワーを発揮しないタイプ。 「門前の威を借る自摸」そんな言葉もあるそうです(嘘)。 |
平和 平和(へいわ)と書いてピンフ。 「平和を笑うものは平和に泣く」と書くとなにか哲学的な雰囲気がある。 |
断么九、通称タンヤオ 門前タンヤオのみはコレしかなかった。 確かに門前のタンヤオのみってあんまり和了った事がない。 そういう意味ではレアな役だ。 |
一応「喰いタン」も 喰いタンは山程ある。 「バイト先にいる、よく喋るけど全然面白くないヤツ」 それが喰いタンのイメージ(個人の感想です)。 |
一盃口 狙って作るんじゃない!たまたま出来るんだ!という 麻雀の「できちゃった結婚」みたいな役。 上の画像は二盃口を失敗して「一盃口のみ」になった図。 僕はこれが本当によくあるので、もはや涙も出ない。 |
圏風牌(場の風)「東」 「場の風の中の場の風」といった風格の「東」。 常に役牌である三元牌に対し「俺は二翻の役牌にもなるしね」と 対抗意識をギンギンに燃やしてくるタイプ。 |
圏風牌(場の風)「南」 近年は東風戦の存在のおかげで一段格下に扱われる「南」。 |
門風牌(自分の風)「東」 しかも、これはダブ東(でドラ)。 「親にダブ東」はもはや「鬼に金棒」ぐらいの意味がある。 |
門風牌「南」 プライドの高い「南」は「西や北とは違う!」と思っているが、 門風牌の扱いとしては残念ながら同格なのだ。 「ダブ南」にしても「ダブ東」からすれば一段下の扱いだ。 |
門風牌「西」 「俺は西入した時にダブ西があるから」と「北」に対する アドバンテージを主張する「西」。 陰キャのプライドの高さを伺わせる。 (一応、圏風牌(場の風)「西」の西のみもどうぞ) |
門風牌「北」 時間打ち切りの大会ルールでは、最も活躍しない役牌。 ただそれを理解している「北」の佇まいは美しい。 しかし「地図の世界では北が上なのに」という忸怩たる思いもある。 |
三元牌「白」 通称「ハゲ」または「豆腐」 盲牌の時の感触が気持ち悪い牌 No.1。 僕は中華風の額縁白の方が好きです。 |
三元牌「發」 これまた中華版と日本式では字体の違う牌。 緑一色という役のおかげで三元牌の中では一番人気だ。 |
三元牌「中」 カワイイ発音の牌 No.1の「中」。 いい大人が「ちゅん」とか言うんだから笑ってしまう。 「ポン」と「中」は麻雀の発音バグだ。 |
嶺上開花 麻雀の役で最も美しい名前(個人の感想です)。 なにげに海底撈月と仲が悪い。 |
搶槓 とにかく滅多に出ない。 特に複合役のないのみ手はSSS級の超激レアな役。 「役名に『槓』が付くとまず和了れない伝説」の一翻担当。 搶槓が一翻なのはあくまでも「おまけ」だから。 「一発」とは密かに仲が良いが「槓ドラ」とは絶縁している。 (SSS級超激レアな「搶槓のみ」はこちら) (狙って和了る搶槓はこちら) (狙って和了る搶槓に二重の奇跡はこちら) |
海底摸月、または海底撈月 「海の底から月をすくい上げる」という雅な役名に、 平安貴族の面影を見ることが出来る。 (平安貴族が麻雀を打ったという記録はありません) |
河底撈魚 最近は「河底撈魚」も「ハイテー」と言われるので、 イライラしている役。 「『河の底から魚をすくう』って田舎の人?(笑)」と言われ 飲み席でキレる事も度々あるという。 |
二翻役
三色同順、通称「サンショク」 「麻雀の華、『サンショク』と言えば俺っしょ!」 みたいな顔をしているヤツ。 メンタンピン三色一盃口の時に絶賛されたり、 逆に消えてなくなって罵倒されたりと毀誉褒貶が激しい役。 |
喰い下がりの三色同順も 「喰い下がりで一翻になるクセにデカイ面しやがってよ!」 もう一方の「サンショク」である三色同刻が怒ってます。 |
一気通貫、通称「イッツー」 テンパる、リーチ、トイメンなどとともに一般語となったが、 使用頻度はかなり低いので前者からは同格とは思われていない。 |
混全帯么九、通称「チャンタ」 「誰も正式名称をキチンと知らない役」で不動のNo.1を誇る。 しかも、現代の赤入り麻雀では誰も狙ってくれないという不憫な役。 でも、チャンタってタンヤオより使える牌の種類は多いんだぜ? 赤入り麻雀なら3翻役に格上げすれば良いのにと思う。 |
七対子、通称「チートイ、ニコニコ」 「4面子1雀頭」という麻雀の法則を乱す難儀なヤツ。 「16本からハネ満まで幅広く対応します!」と、 街の便利屋みたいな事を宣伝文句にしている。 |
対々和、通称「トイトイ」 三暗刻や役牌と連携した時の破壊力は素晴らしいが、 三暗刻の弟分扱いされる事に夜な夜な不満を漏らす。 長年チートイ派とは激しい抗争を繰り広げている。 トイトイなのか、チートイなのか、それが問題だ! |
三暗刻、通称「サンアン」 「ツモれば三暗刻、出ればリーのみ」さらに、 「ツモれば四暗刻、出れば対々三暗」と、和了り方次第では、 大きく落胆される可哀相な役。 図の三暗刻は幻の役「三連刻」を含む確定三暗刻。 三暗刻は三翻あっても良いと思う。 |
三槓子 「竹の花を見るか、三槓子を和了るか」そんなレアな役。 これが二翻役とか頭おかしいだろボケ! 二翻役なら狙うわけないっつーの! いや、俺は狙うけど! 四暗刻崩してでも狙うけど! |
三色同刻、通称「サンショクドーポン」 「サンショク」の通称を三色同順に取られた役。 喰い下がりしない事を唯一のプライドにして三色同順と張り合っているが、 「じゃない方の三色」である現状を打破できないでいる。 |
混老頭、通称「ホンロー」 必ず対々和か七対子と複合するチートイ・トイトイ戦争渦中の役。 ただしあまり出ないのでチートイとトイトイからも期待されていない。 (七対子形式の混老頭はこちら) |
小三元、通称「ショーサン」 必ず役牌二翻がつくのに指を二本しか折らない人が多い役。 混老頭や小三元は実質四翻役だ! いっぺんに四本折れ! |
両立直と書いて「ダブルリーチ」 運以外の何者でもないが二翻もあるんだよな。 運だけで二翻もあるって凄くない? |
ちなみにダブルリーチは以下のモノもよければどうぞ:
三翻役
混一色、通称「ホンイツ、ホンイチ」 麻雀というゲームの中で役として一番バランスが良いと思う。 |
一応喰い下がりの混一色も しかし、他の役も喰い下がりがあるのに、なんでホンイツだけ 「バカ」呼ばわりするんですかね? ドラも役牌もなくて二翻あったら、良い方だと思うけど? |
純全帯么九、通称「ジュンチャン」 「ちゃん」呼ばわりなのに破壊力のある怖い奴。 普段は気のいい笑顔のヤクザという感じ。 赤のある現代麻雀では敬遠される嫌いにあるが、 純チャン三色の美しさにはロマンがある。 赤5入りルールなら四翻役で良いと思うけどな。 |
二盃口 マイ・フェイバリット・ハンドの二盃口。 対子系でもあり順子系でもある複合性。 平和が付く時は一盃口になる危険性。 終盤には和了牌が枯渇する恐怖感。 その全てが美しい。 四翻役にしてください。お願いします! |
六翻役
清一色、通称「チンイツ」 役満未満役の最高峰として孤高の六翻を与えられし者。 最近はもっぱら九蓮宝燈のつなぎに使ってます(贅沢!)。 |
一応、喰い下がりの五翻もどうぞ チンイツの何切る、どう鳴くを迷わないようになりたい。 時々、待ちもよく判らないし……。 |
数え役満
役ではないんだけど一応「数え役満」も 役は「リーチ、ツモ」だけですけど。 |
特殊役
流し満貫 ノーテンがテンパイに勝てる唯一の特殊役。 国士無双とはまた違うハラハラ感がある。 |
番外編
役ではないけど、ちょっと珍しいものを。
三家和了 |
四人リーチ |
流局 全員が同じ単騎待ちでテンパイ |
滅多におこらない「四槓流れ」のドラマはこちらの記事で!
という事で「役満未満役全和了」でした!
しかし、今振り返ってみても、三槓子の難易度の高さは本当に異常だ。
あれで二翻なら、そりゃ誰も狙わない。
三槓子を和了るために何年かかったのか判らないぐらいだ。
ただ、三槓子さえクリア出来れば「役満未満役全和了(グランドスラム)」は、割と簡単だと思う。
実は僕は今年になってから、すでに二盃口、三色同刻を和了っているので、今年をスタートとすれば、多分一年どころか半年以内にグランドスラムを達成できると思う(搶槓だけはちょっと厳しいかも知れないが)。
そう考えると「役満未満役全和了」があまり価値の無いものに思えるけども、今までこうやって「画像付き」で和了りを発表した人はそんなに居ないだろうから、これもまた麻雀文化の一端を担ったという事で「価値があった」と思っておこう。
今後は、役満も含めた「全役和了(完全グランドスラム)」ですね。
こっちはまだまだ道のりが長そうです。
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