2011年7月22日金曜日

豆乳ジャーニーの始まり


写真語り(10) 香港 2004年

「豆漿とかいう飲み物」

海外に行ったら、大体好奇心に任せて現地のよく解らないものを摂取している。

普段の日本での安寧とした生活でも頻繁に下痢を繰り返す私としては、これはかなりのバクチとなるはずだが、不思議と今まで腹痛でのたうち回ったことはない。ラッキーなのか体質なのかは知らないが、まあ、ありがたい話だ。

上の写真は、レストランで頼んだ「豆漿」とかいう飲み物。
日本で言う所の豆乳のようだった。

このレストラン、新装開店したばかりでなんとビールサーバがなかった。
支配人が各テーブルを回ってお詫びし「ビールであれば近くのコンビニで買ってきて持ち込んでもらってもOKです」と言っていた。
それと同時にビール以外の飲み物も薦めていて、そこでやたらと推されたのがこの豆漿なのである。

一緒に行った現地人は豆漿を、「わざわざレストランで飲むようなもんじゃなくて、どこにでもあるしょうもない物」と説明してくれた。
なるほど、そうなると即注文だな。

僕が豆漿を一杯注文すると、香港人は意外そうな顔をして、服をつんつんと引っ張り「ビールを飲もうよ?」とジェスチャーしたが、正直、キリンビールの方がいつでも飲める飲み物なのだよ、香港人。判ってくれ。

実は、僕はこの時まで豆乳を飲んだことがなかったので、この豆漿の独特の青くさい味は、少々応えたのだが、それでも新しい味に出会えた事に満足してレストランを出た。

この後、アジア各国には豆漿と同じように「豆ベースの飲み物」が沢山ある事を知り、行く先々でこの「豆乳ライク・ビバレッジ」を飲み回ることになる。

つまりこの日が私の「豆乳ジャーニー」の始まりの日だったのだ。

でも、全然格好良くないけどな、「豆乳ジャーニー」って。

次回は「雲呑麺への想い

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