写真語り(4) 香港 2004年
「狭い…」 |
香港は土地がない。
なので、空間がとても貴重。東京や大阪以上に土地の有効活用をシビアに考えている。ほとんどの雑居ビル(?)でビル間の隙間はなく、壁を共有する形で建設されている。
アパートなどの戸数も絶対数が全然足りてないそうで、とにかく家賃が高いという事だった。
「今のうちに香港でマンション買っておくと10年後にお得ですよ」
とは、ガイドの弁。
そらそうかも知らんが、元手がないちゅうの。
ま、それはさておき。
そんな訳で香港のトイレ(男子のしか知らんが)は、小便器のクリアランスが狭い。
ちょっと太った人が隣に来ると、確実に腕が接触するぐらい近い。
便器の数を減らして左右の空間を確保するよりも、最小面積に最大個数を配置するという考え方のようだ。
さらにその考えを推し進めると、以下のようなアグレッシヴな配置まで生み出される。
「便器+洗面台のアグレッシヴ配列」 |
この配置では、最小歩数による手洗いの実現までも達成している。
アグレッシヴかつプログレッシヴだ。
しかし、これをプログレッシヴと呼ぶ延長線上にあるような未来へは、僕は行きたくないです。個人的に。
そんな事を思い起こさせる写真。
次回は「夜の香港」
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