2022年8月4日木曜日

飲み終わったら終わるラジオ(32) 「金魚」

 まずはこの10分弱の動画を見てやって下さい。


今回も後輩芸人の福人(ふくんちゅ)君のYouTube番組にゲスト出演してました。

今回の一文字は「き」で、「金魚」の話題で進行しました。
(「続きを読む」以下、約1,860文字)


個人的には金魚という生物にあまり興味はないのだけども、小学生の時に金魚を飼っていた事がある。
長辺が60cmほどある、そこそこ大きい水槽で10匹ほど飼っていたような気がする。

しかし、当時はそこらに野良犬や野良猫が跳梁跋扈していた時代だったので、水槽の金魚を狙って野良猫が我が家に侵入する事件が続出。結局、水槽ごと自分の通っていた小学校へ寄付したのだった。

ただ、「寄付した」というのは後々知った事で、最初は両親から僕が金魚の世話をしないので(水槽は)捨てた、とだけ教えられていた。

それから数年後のある日、僕は授業ではほとんど使われない第二理科室の掃除当番になった。掃除のため始めて訪れた第二理科室には、どこか見覚えのある水槽がたくさんの水生生物の棲家としてポンプ共々ひっそりと活動していた。

即座に「これウチの水槽やん」と見抜いた僕は、家に帰って母親にその事を話してみた。すると、実は金魚ごと水槽を学校へ譲ったのだとその時始めて真相を教えられたのだ。

これには相当びっくりしたのを憶えている。

というのも当時は、単なるいち市民が学校という巨大な組織に、水槽というある程度しっかりとした実体のある大きなモノをリサイクルとして譲渡するというのが、なにかとてつもない大事(おおごと)のように感じられたからだ。
学校という組織とやり取りできるのは、やはり同じく「組織の人々」だけだと思っていたし、いち個人が関わるとすれば、それは松下幸之助のようなお金持ちの有名人だけだと、子供心にそんな風に思っていたので。

そんな訳で、学校という巨大な組織に、いち市民である我が家からでっかい水槽がプレゼントされ、そしてそれを学校が意気揚々と活用しているという事実に、僕は少し嬉しくなったり、誇らしくなったりしたのである。

ただ、いち市民でもそんな事が出来るのに「なんで俺らは冷水機のためにベルマークなんか集めてるんやろか?」とちょっと不思議に思ったりもしたのだった。

「誰かが寄付してくれたらええんちゃうの?」と。

まあ、子供だったのでね。


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動画でも話しているが、福人は金魚を飼っていた時期がある。
その時に僕は何度か彼の家に行ったことがあったのだが、僕が飼っていた金魚に比べるとあまりにも小さかったので、思わず「なにこれ、グッピー?」と訊いたのを憶えている。
いや、大きさ自体はいわゆる普通の金魚なんですけどね。

福人は小ぶりの水槽2つを並べて、下駄箱の上に乗せて金魚を飼育していた。

思えば福人はその時も「金魚は人に懐くんですよ!」と熱弁していた。
曰く「出ていく(外出)時は、寂しがって」、「帰ってきたら喜ぶ」とかそんな事も言ってたような気がする。

僕は「そら、単に(歩く)振動が伝わって慌てて動き回っとるだけやろ」と冷たく言ったのだが、「そんな事ないです!」と強く否定された。

実際のところ、金魚好きの人達の間では「金魚は人に懐く」はもはや定説で通ってるそうだ。
調べてみたらWikipediaにも書いてある。

一般にはキンギョは人に慣れない生物と思われがちであるが、愛情を込めてこまめに飼育をすると手乗りのインコ同様に慣れ、人影を認めるとエサをねだるようになる。(Wikipedia 「キンギョ」より)

 

金魚は10年ぐらいは生きるそうなので、そうなると人に懐くのもあり得るかなとは思うが、おそらく福人は5年ぐらいしか飼ってないし、その間に「飼育金魚全滅事件」を起こしたりもしているので、懐いたというのは残念ながら錯覚であり、願望であり、羨望であり、虚構なのである。多分。


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さて、今回のこのブログ、えらく遅い公開となったが、それには理由がある。

動画の中で福人が「金魚のネタをやった」と言っているので、僕はそのネタ動画をずっと探していたのだ。
おかげで記事を書くのが遅れてしまったのである。

しかし、残念ながら目的の動画は発見出来ず、おまけに僕自身も「やっぱりそんなネタを聞いた憶えがない」という状況で、なんとなく件の「金魚のネタ」が本当に実在するのか怪しくなってきている。

本人にもう一度確認したが、いつ頃のネタかは憶えてないが「絶対に『金魚のネタ』はあります!」との事なので、もし、福人が「金魚のネタ」をやったのを聞いた事がある人は、その聞いた時期と合わせてご一報下さい。

ちなみに福人が金魚を飼っていたのは、大体2013年から2018年ぐらいなので、おそらくその辺りで演ってると思います。

以上、記事公開が遅れた理由と、ご協力のお願いでした。

ではまた、次回の記事でお会いしましょう!


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