2022年8月5日金曜日

飲み終わったら終わるラジオ(33) 「合コンにGO」

 まずはこの16分弱の動画を見てやって下さい。


今回も後輩芸人の福人(ふくんちゅ)君のYouTube番組にゲスト出演してました。

今回の一文字は「け」で、「ケチ」、そして「ケチ」から福人が体験した「ケチで有名な方の合コン話」へと。
(「続きを読む」以下、約1,390文字)


「ケチ」、難しい言葉でいうと「吝嗇(りんしょく)」なんて言います。
他人に対してケチというのは簡単であるが、そのケチを決定づける行動というのを定義しようとすると、これは案外難しいと僕は思います。

なにが、その人をケチたらしめているのか?

大体において他人に対してケチというのは、すでに相手に良い心象を持っていないからであり、ようするに悪口の一環として発せられるというのがほとんどである。
要するになんとしてもそいつを腐したいと、そんな気持ちから出てくるのがケチという言葉なんだろう。「倹約家」や「節約上手」なんて言葉に置き換えないのも、相手に良いイメージを与えないためだ。

大方の人が共通認識で「あの人はケチだ」と思ってる場合でも、当の本人はケチと言われるのは心外だという場合がある。これも要するに「ケチ」という言葉が単なる属性だけではなく、悪口の一種になっているからだろう。

また、逆に大っぴらに「自分はケチですから」と宣言する人もいる。

これには、余計な出費を予め減らすという基本方針と共に、なにかあった場合、「俺、ケチやもん」で、ケチの悪口化をマイルドにしようという作戦があるのかも知れない。
この辺りはハゲの「先行逃げ切り型自称ハゲ」と同じ雰囲気を感じる。

そして、ケチを自認しているがケチと名乗りたくない人で、自身の周りにブンガクの香りをプンプンと振り撒きたい人、または、人々に対してカシコで在りたいという人は、上記の「吝嗇家」と名乗ったりする。

吝嗇家と名乗った後、相手が「りん、しょく……?」となればしめたもので、「はっ!そんな言葉も知らないとはね。君はボキャブラリィが不足気味だね(嘲笑)」と相手を下に見て、それ以上の情報を一切与えなかったりする。
つまり、知識を教授する者としてもケチだったりするのだ。

とはいえ、わざわざ難しい言葉を用いても、それは相手を一時的に煙に巻く程度の効果しかなく、今のスマホ全盛の時代では、相手が即座に検索し「ケチ」よりも「吝嗇」の方がよっぽど悪い意味を含んでいるというのを発見するのも時間の問題だったりするのだ。
スマホの時代、それは残酷。

ちなみに属性の似た言葉である「せこい」と「ケチ」の狭間を考えると、結構面白かったりします。

みんなも暇な時に考えてみましょう!


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さて、今回メインの「福人の行った合コン」の話である。
まあ、これは話が十分面白いので、サラッとだけ触れておく。

一般的にはどうなのかは知らないが、まるむし商店の東村さんはケチという事で通っていて、それをネタにもしている方です。
昔々、かなり若い段階で一億円を貯めたと話題になった事もありました。

そのケチで通っている東村さんが「奢ってくれる」という所がこの話のキモでもあるのだが、それとは別に僕はこの話を聞くと、毎回「パンチみつお師匠」が出てくる場面で、なぜか物凄く面白くなって笑ってしまうのだ。

僕は福人からこの話を3回ぐらい生で聴いていて、この動画も数回見ているのだが、合コンの参加メンバーとして最後に「パンチみつお」というキーワードが出てくると、なぜか毎回そこで笑ってしまうのだ。

分かってるのに、知ってるのに、である。

これは一体どういう効果なのか?
なんでこんなに面白いのか?
本当に謎なのだ。

これがやはりお笑い芸人としての真のパワーなのかな、とは思います。

パンチみつお師匠、どうぞいつまでもご壮健で。

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