2026年10月25日日曜日

新発見なのか再発見なのか

 下記のような出来事を自分もたくさん経験したので、ちょっと思うところを書いておく。


引用元のポストでファミスタの裏技を「発見」したという人が、古参プレイヤーからさんざん「そんなもん昔からある」と言われ続けている、そんな構図である。 

そんなある種の「古老による新人の集団リンチ」を見て「モヤる」と言いたい気持ちは判るが、これは正直言って、元ポストの人の書き方も相当に良くないと思う。

【ファミスタ、新しい打撃法が見つかる!💡】
発売から40年後に発見された新打法「浪速打ち」

この書き方は、「自分が発見したモノが今まで誰も知らなかった(世の中に存在していなかった)」という前提があっての書き方に読めるので、そりゃ「昔からある」と強い反発を食らうのも当たり前の話なのである。

なぜほんの少しでも「昔のプレーヤーもこの技をやってたかもしれない」と思えないのか、それが不思議でならない。


むかし、僕もこれと似たような現象を山ほど体験した。

それはまだ僕がマジシャンとしてバーやレストランに毎日のように出ていた時の話。

バーやレストランに居ると、「若手(マジックを知りたて)」のマジシャン(アマチュア含む)に話しかけられる事があるのだが、そいつらが見せてくる「僕のオリジナル」というマジックや技術・技法は、100%(100%ですよ)昔からあるごくフツーのものだったのです。

この話をすると時として上の方のように「自力で(再)発見できたならエライんじゃないの?」という意見も挙がってくるのだが、昔の文献や資料に一切あたること無く「僕のオリジナル」と言い切ってしまう辺りが、もうマジシャンとしては絶望的にダメなのです。

勉強不足だし怠惰でもあるし、「自分が、自分が」と自尊心だけが異常に高いしで、マジックという芸能や過去のマジシャンに対するリスペクトがなさ過ぎるのである。

ちなみにこういう人は、過去にそういった技術や技法があるのを知った上でわざと知らなかったフリをし「過去の天才マジシャンが考え出したのと同じモノを自分はゼロから考え出したのだ!」と吹聴することで、自分は過去の偉大なマジシャンと比肩しうる人物なのだ、と暗にほのめかす面倒くさい人にレベルアップする場合があります。

まあ、マジシャンの話はここまでにして。

件のファミスタの「発見者」は、今回ファミコンの古いソフトということで、Webによる情報収集も古い文献(ファミコン雑誌等)を読むことも多分難しかったとは思います。

だからこそ、より抑えた論調が必要だったとも思いますが。


あと、本文とはあまり関係ないけども「ミッシングリンク」という言葉の使い方が適切ではないような気がしますが、これは気持ち的にも意味的にも使いたくなるのはちょっと判ります。


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