2026年9月4日金曜日

吉崎佳弥裁判官の場合

 「裁判官マップ」の時間です。

先日の「メタノール事件」がなぜ「女割(司法が女性に味方をする)」と言われているのか、その原因となる「もう一つのメタノール事件」をご紹介します。

前回の「メタノール視力障害事件」はこちら


今回の「もう一つのメタノール事件」概要:

  1. 第一三共での同期同志での結婚
  2. 妻は社内不倫を疑われて(真偽不明)夫の要求で退社
  3. 長男誕生で育児方針を巡って夫婦仲が悪化
  4. 家庭内別居状態が続く
  5. 妻がエタノール中毒で死亡

というのがあらましで、被害者が死亡している事を除いて先日のエタノール事件とは男女逆の事件となっている。

構図が似ているのはそれだけではなく、夫側は無罪を主張し「妻は自殺をした可能性がある」と述べているところまで同じである。

そして、この事件は二審まで終了しているが、二審も一審の東京地裁の判決を支持し、夫側は懲役16年を求刑されている。

この「男女が入れ替わった事件」で「無罪と懲役16年」の差がついている事で、司法に対して「女割」が存在するのではないかと、疑問や批判の声が上がっているのである。

この事件の一審を裁いたのは坂田威一郎裁判長で、裁判官マップでの評価は「★1」と「★5」の二件しかないので、今まで特にこれといった「なにか」はなかったようである。

坂田威一郎裁判官
2026年9月4日20:00現在


そして二審を裁いた吉崎佳弥裁判長も、現在のところ裁判官マップの評価では「★3」が一件だけとなっている。

吉崎佳弥裁判官
2026年9月4日20:00現在

つまり、これだけの事実で判断するならば、この「もう一つのメタノール事件」に関しては、世間の人々は「懲役16年は妥当」と思っていると判断できそうである。

この「懲役16年は妥当」という判断が、先日の無罪判決の出た方の「メタノール事件」に対しての激しい怒りを生み出しているのだと思われる。

ちなみに「無罪の方のメタノール事件」の德井隆一裁判官は、24時間明けた現在、「★1」が昨日からのほぼ倍にあたる「61件」となっており、しばらくは増えそうである。

德井隆一裁判官
★1が昨日の33件からほぼ倍増している

この2つの「メタノール事件」はなかなか興味深い事例なので、二件とも刑が確定するまでは追いかけてみようと思います。


「もう一つのメタノール事件」参考リンク:

妻は「ろれつ回らず、服を脱ぎながら冷たい風呂に」…容疑者は職場のメタノール持ち出せる立場 (読売新聞) ー 逮捕時の記事

妻にメタノールを摂取させて殺害 無罪主張の夫に懲役16年の判決 (朝日新聞)  ー 一審判決時の記事

製薬大手元社員、二審も懲役16年 メタノールで妻殺害―東京高裁 (時事通信) ー 二審判決時の記事

キャリアと育児で確執 メタノール中毒死事件 (日本経済新聞) ー 事件の背景を説明した記事


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