2022年4月12日火曜日

飲み終わったら終わるラジオ(22) 「大人のジャングルジム」

まずはこの10分程の動画を見てやって下さい。


今回も後輩芸人の福人(ふくんちゅ)君のYouTube番組にゲスト出演してました。

今回の一文字は「こ」から、子供と遊ぶと来て、ジャングルジムの魅力を語ってます。
(「続きを読む」以下、およそ1,760文字)


子供と遊んでいると、子供はかなり小さな時から純真無垢でもなんでもなく、平気でズルをする生き物であることが判ります。
とにかく「負けたくない」という思いが強い。
  • 「かけっこ」での競争の面白さに目覚めた子供は、よく大人に挑戦を挑んできますが、たいていは自分が1-2m程先行した状態や不意打ちで「よーい、ドン!」と言う。
  • 本人の考えた「謎のゲーム」では、勝利条件が曖昧でこちらはまず勝てない。
  • なにかの「ごっこ」をする時に、こちらの望む配役は得られない。
  • 自分が得意な分野ではニコニコ顔で「これ出来る?」と絡んでくる。
こういう全てにおいて全力で本気なのところが子供は鬱陶し可愛いんですね。

僕は子供の頃「余裕を持って笑顔で負ける大人」という存在が「こいつ全然おもんないやん」と思うタイプだったので、今でも子供と勝負をする時は全力で応えてます。

歳をとって走れなくなるまでは、どんなに「よーい、ドン!詐欺」をされても、負けてやらないのだ!

####

万博記念公園にあるジャングルジムの小部屋にハマリこんで出れなくなったという話をしたけれども、Google Mapsで確認するに、どうもそのジャングルジムはかなり前に撤去されてなくなっているようです

ただ、もうひとつの、長いローラー式の滑り台を持つジャングルジムは残っているので、大きなジャングルジムを体験したい向きには、万博記念公園は良いところだと思います。

また、ジャングルジムとは違うけれども、今の万博記念公園には「万博ビースト」という超巨大アスレチック施設があるので、これを体験してみたい人にとっても、やはりわざわざ行ってみる価値のある場所だと思います。


ちなみに、昔、万博記念公園の隣にあったエキスポランドには、透明樹脂で囲われた巨大な立体迷路があって、これはこれで子供たちに非常に人気がありました。
僕も行くたびに遊んでましたし、この遊具がジャングルジム好きになるきっかけになったと言っても過言ではないでしょう。

####

ところで、僕の言っている「大人向けのジャングルジムが欲しい」というのは、上記リンクの万博ビーストのような「アスレチック」や近年流行っている「ボルダリング」のような商業施設ではなく、文字通り公園にあるジャングルジムの「大人版」が欲しいということなんですね。

公園には大人だって行くんだから、なにも子供向けだけじゃなく、大人だって遊べるような遊具があっても良いと、そう思う訳です。

なにせ子供向けに設計された遊具は、ステップは細かく、鉄棒は低く、すべり台は幅が狭く、ジャングルジムは小さく、ブランコの揺れは周期が短い等々、大人の体にはサイズ感が合わなくて扱いづらいんですよね。

これでは子供と一緒に行く大人は公園で楽しめない。
だから、子供向けと併設して大人向けの遊具を設置して欲しいのですよ。

しかし、こういう提案をすると必ず「子供が大人向けの遊具を使って怪我をしたらどうするのだ?」という議論になる。

この議題は一見もっともらしく聞こえるが、実際のところは「もし子供が怪我をしたら可哀想」ではなく、「子供が怪我をした場合、その後ろにいる保護者が鬱陶しい」という話を濁して婉曲的に表現してるに過ぎない訳で、そして、まあなんと言うか、そういった保護者に対する対抗策は今のところ世の中には存在しないのですよね。

だから「大人のジャングルジム」は子供の保護のためではなく、大人の都合で実現しないのです。

つまり「大人のジャングルジム」がない国、それは「大人が子供を盾にして大人の不寛容さで大人の楽しみを奪っている」所、と言える訳なのです。
そして、それはなにもジャングルジムだけではないのです。子供が関わるほとんど全ての場面で、このシステムは発動されているのです。

まさか「大人のジャングルジム」という言葉にこんな深いメッセージ性があったとは、考えもしなかったでしょう?

僕もびっくりしました。
世の中って恐ろしいですね!

0 件のコメント: