2018年11月8日木曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (9)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

ウラジオストク …… 日本人的な言語感覚であれば「うらじお」+「すとく」となるが、ロシア語的な言語感覚では「ウラジ」+「ヴォストーク」が正しく、「東方(ヴォストーク)」を「支配・領有する(ウラジ)」という意味だそうな。

僕らが若い頃は「ウラジオストック」と表記・発音していたが、最近はどうも「ウラジオストク」とするのが標準的なようだ。

あと、詳しい場所もちょっと勘違いしていて、ウラジオストク自体はかなり小さな都市だった。


この画像全体がウラジオストクだと思っていたし、港は赤丸の辺りだと思っていた。
実際のウラジオストクは半島の部分だけ、港に至っては矢印の先の「点」に過ぎない。

そんな中途半端に場所と名前だけ知ってるウラジオストク。
退役した原子力潜水艦が放置されることによって「えらいことに」なってると噂を聞くウラジオストク(の周辺)。
日本から一番近いヨーロッパと聞くウラジオストク。

ただ、どんなところなのかは、結局全然知らない。

そんなウラジオストクに、もうあと数時間で到着する、という状況から今回のブログはスタートする。

遠くに島影が見え、周囲に船が増えてくると徐々にデッキも賑やかに。
日差しは暑く、海の風は少し冷たい


水先案内人を乗せたPILOT船が絶妙な操船で近寄って来る!
近づいた瞬間に水先人はフェリーに飛び移り、PILOT船はすぐさま離脱
隠れた見どころの一つ
水先人が乗船すれば、入港はもうすぐ


ウラジオストク港へのアプローチ
途中でくぐるのが世界最長の斜張橋「ルースキー島連絡橋」(右端)
湾内の狭いところは600mほどしか幅がなく船舶の往来は過密です
最後に180度回頭をドリフトで華麗に決めて停船!


これがルースキー島連絡橋
よく見るとケーブルがロシアの国旗である「白・青・赤」になっている
まさにロシア・ウラジオストク港への門たる堂々とした威厳


湾内は狭いしとてもゴミゴミしている
そのおかげでクレーンの配置も超過密でクレーン好きの僕は一人歓喜


ついに姿を現した極東の玄関口ウラジオストク港(駅)
この写真は全体像なのでとても小さく見えるが、実物はとにかくデカイ!


大きさが解りやすい写真をば
車や人のサイズをよく見て欲しい。
どうだ!全ての寸法が無駄にデカイだろ!
ちなみに右後ろの白いビルは沿岸地方行政政府ビルで、
ここでエライ目に遭ったのだが、それはまた今度紹介します


井上くんがこの旅行で撮影を強く望む「金角湾横断橋」
「もう、ここで撮ってこれで満足したら?」
「こういう場面で撮りたい訳じゃないんですよ!!」
僕の提案は大抵却下される運命にある


「おお!連結器付き改造フォークリフトぉぉぉ!!」
下船前にこういうところで一人テンションの上がる私
特殊車両が好きなのだ

という訳で、連載9回目にして無事ウラジオストク自由港に到着出来ました!
次回からいよいよ「ウラジオストク滞在記」が始まります!

では最後に、ウラジオストク近郊から港到着までのタイムラプスムービーをどうぞ!




(10) へつづく
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