10月16、17日と、同じ事務所のいけだ一紗女史がワンマンライブをするということで「ヒマがあったら写真を撮りに来てください」と言われてしまい、そして、その言葉通り二日間ともまったくヒマだったので、わっせわっせと写真を撮りに行ってきた。
僕は普段、写真を山のように撮ってるとはいえ、あんなものは「お気楽スナップ」にしか過ぎないので、ライブ会場での撮影や、あるいはポートレイトといったものを撮れる自信は微塵もなかったのだが、とりあえず何事も経験だと思って、必死に頑張ってきましたよ。
僕に与えられた報酬の一部 |
ライブ会場での撮影は非常に難しい。
明暗も色合いも刻一刻と変化するので、対応するというより予測して撮るしかない。そして、そういった難しい光源環境では、写真やカメラの機構的な部分に深い知識がないと、どんな設定がどんな風に映るのか、そういった予測すら成り立たない。
という訳で、二日間で500枚ほど撮りましたけど、「これならまあ良いか」と思うものは10枚ぐらいしかありませんでした。
いやホント。写真って難しいですね。
泣きそうになりました。
そして、近くにいらっしゃったプロの先生が、ちょちょいと撮った写真がまさにドンピシャなものばっかりだったので、プロの凄さというのも実感させて頂きました。
ま、何事も勉強と経験、そしてプロはスゴイという事です。
という事で、10枚ほどの「まあ良いか写真」から、一紗女史が選んだ三枚を紹介しましょう。
初日です。
暗転直前の薄暗い中で撮ったものですね。感度が高すぎてザラザラしてますけど……。
これを撮れた瞬間「初日はもうこれでいいわ」と思いました。
それぐらい初日はなにをしてもダメダメで、実際、相当凹んでたんですよ。
二日目。
ミュージックソーの場面だけど、肝心の「のこぎり」が全く見えてないという……。
このノコギリは、今回のライブの目玉だったので、キチンと押さえようと思ったんだけど「座って弾く / 譜面がある / マイクスタンドも立ってる / お客さんが近い」という条件だったので残念ながら全景は撮れませんでした。
この写真には、直前に撮ったもう一枚の「横顔バージョン」もあって、僕はそっちの方が好みだったのだけど、一紗女史はこちらの方が良いとの事でした。
ちなみに一紗女史の使ってるノコギリはこちら
リハーサル前にノコギリを撮っておく |
個人的にはノコギリの演奏が、びっくりするぐらい良かったので、もうちょっと「ノコギリ写真」で良いのを撮りたかったです。
二日目。
これも色味がちょっと変だけど、エンディングの写真です。
ド真ん中のフレームインフレームが面白いと思います。
という三枚でした。
とにかく、写真を撮るのは難しいと再確認させられた二日間でした。もっと、外へ出て実践的に勉強しないとダメですね……。
カメラ教室に行きたくなりました。ホントに。
ただまあ、今回は収穫も多かった。
僕は今まで写真をたくさん撮っているが、いわゆる「決定的瞬間」というのは、一枚も撮った事がなかった。それを、今回のライブで初めて撮ることに成功したのだ。
二日目に来た人は知っているが、ライブ中にちょっとしたハプニングがあって、そして、そのハプニングが起こった「まさにその瞬間」を僕は撮ることに成功したのだ!
残念ながらその写真はお見せすることは出来ないが、僕の中ではとてもいい財産になりました。
そんな二日間の「写真撮影隊」の日々でした。
疲れたけど、面白かったです!
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