2018年11月8日木曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (9)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

ウラジオストク …… 日本人的な言語感覚であれば「うらじお」+「すとく」となるが、ロシア語的な言語感覚では「ウラジ」+「ヴォストーク」が正しく、「東方(ヴォストーク)」を「支配・領有する(ウラジ)」という意味だそうな。

僕らが若い頃は「ウラジオストック」と表記・発音していたが、最近はどうも「ウラジオストク」とするのが標準的なようだ。

あと、詳しい場所もちょっと勘違いしていて、ウラジオストク自体はかなり小さな都市だった。

2018年11月7日水曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (8)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

軍人も居るちょっと厳しい目のイミグレーションを終え、寂しい東海(トンヘ)市からいよいよ最後の航路、「東海 → ウラジオストク」が始まる。
この時、およそ午後二時。
そして、ここからは実に24時間かかるという船旅なのである。

さらば東海市
その姿はもはや見えない

2018年11月5日月曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (7)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

「テツローさん、もう着きますよ?」

あと30分ほどで東海(トンヘ)港へ接岸だというのにいつまで経っても起きてこない僕を心配してか、井上くんが起こしに来てくれた。
「洋上朝陽撮影作戦」が失敗し、ベッドに入ってからまだ二時間ほどしか経ってない。

眠たくて仕方なかったが、東海港では必ず下船しなければならないので、起きざるを得ないのだ。もう、トランジットのバカ!知らない!

とりあえず、あんぱんを食べながらデッキに出てみると、もうそこへ中継地である東海港が迫っていた。そして、天候は見事に雨であった(笑)