2018年10月15日月曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (2)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

さて、ウラジオストクだけでなくロシアに行こうとすると必要になるのが「ビザ」である。

観光ビザを取得すれば、滞在日数も行動範囲も自由度が格段に拡がるが、観光ビザを取るには大使館や領事館(領事部)へ赴いての申請作業が必要な上、その前にも旅行日程・ホテル等の確定証(バウチャー)、電子査証申請証の入手、プーチン大統領を褒め称える作文の提出(嘘)が必要になるので、かなり面倒くさい。

なので条件さえ合えば超簡単なe-visa(電子ビザ)で済ます方が良いし、明確に「どうしてもここへ行きたいのだ!」という強い動機がないなら e-visa で行ける範囲で予定を立てる方が賢明であると思います。
e-visa だと、スマホでちょちょいと申請出来る上、無料なので時間お金ともに節約出来ますし貧乏旅行には最適です(笑)。

e-visaは、
・特定の地域のみ
・滞在日数が8日未満
・申請出来るのは入国の20日前ぐらいから(若干曖昧)
・有効期限は30日程度
・その地域から出ればビザは無効
という感じで運用されている。
ただ、この辺の制度はどうもコロコロ変わってるようなので、事前に確認は必要です。

「特定の地域」というのは「沿海地方、サハリン州、カムチャッカ地方、アムール州、ハバロフスク州、チュクチ自治区」の6か所で、このうちの沿海地方(Primorye Region)というのがウラジオストク(ウラジオストク自由港)の事です。申請書の中では「ウラジオストク」という言葉が出てこないので注意が必要です。

申請に必要な項目を埋めるには、手元に
・パスポート
・旅行日程
・ホテルの住所・電話番号
・現在の職場の住所・電話番号
があれば良いでしょう(基本的に英語記入です)。

後は、適当な解像度の「正面からのバストショットで背景が白か灰色の無地、無帽状態で顔の判別が可能」な画像があればOK。スマホで撮っておけば、スマホで申請してそのまま画像も送信出来るので便利です。
ちなみに我々は扇町公園の壁をバックに撮りましたが、問題無かったです(笑)

申請はロシア連邦外務省のサイトから電子ビザを辿ってください。

ひとつ注意として、使用するブラウザによっては、ブラウザの「戻る」を押すと、入力した内容が全て吹き飛ぶので、申請中に前のページに戻りたい場合はリンクで示される「前のページ(戻る)」を選択した方が無難です。
サイトには、申請中の内容をセーブする機能もあるので、途中で中断したい場合や心配性の方はこまめにセーブしましょう。申請中は何ページも入力が続きます。

ビザ申請完遂ゲームにおいて、終始大幅リードを保っていたものの、
うっかり「戻る」を押し、入力内容を無にした井上くんが
もう一度最初から入力し直している図。
みんなは途中でセーブしような!

申請後、二、三日で登録したemailアドレスに電子ビザのPDF版が添付されたメールが届くので、それを印刷してパスポートと共に持ち歩くようにすると、気分もすっかり「ロシアビザ持ち野郎」になれます。

PDF版の電子ビザはA4版の一部カラーですが、僕はモノクロで印刷し、四つ折りにして携行していました。別に通関上なにも問題は起きなかったので、わざわざカラー印刷をした上で曲がらないようにクリアファイルに入れる、という労力は不要なようです。
もちろん「内容の判別が可能」というのが大事なので、ボロボロにしてはダメですけどね(笑)

ということで、今回は電子ビザ申請に付いて書きました。
一体いつになったらウラジオストクに着くんでしょうかね?(笑)

では、また次回!

※ 内容の正確性については、一切を保証しませんのであしからず!


0 件のコメント: