2019年12月26日木曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (11)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

ウラジオストク駅から一歩外へ出てみると、そこは駅と同じく全景が「ヨーロッパでおま!」な風景だった。

とりあえず、駅の向かい側にレーニン像が建っていたので、道路を渡って見に行ってみる。



レーニン像のところからウラジオストク駅を望む
なにか無秩序な駐車場が眼下に広がる

浮かれてレーニン像の周りで写真をばしゃばしゃ撮っていたが、ウラジオストク駅から飛ばしていた私は、この頃から急速に疲れ始めていて、しかもとても腹が減っていたので、「早急にホテルにチェックインして何かを食べよう!」と提案する。

しかし、ウラジオストクという街は、「坂の中に街を作りました」という場所なので、ここからホテルまでは、実は全行程が「上り坂」なのである。しかも、ホテル直前の最後の上り坂が一番急勾配という地獄のような現実付きで。
お気楽に「サンダル&ずだ袋」スタイルでこの旅行に挑んだ私は、ここからホテルまでぜーぜー、ひーひー言いながら、さらに「腹減った」、「しんどい」、「疲れた」を巧みに使い分け、老体にむち打ちながら進んでいったのである。

ちなみに、このホテルへの道中で初めてロシア人に声をかけられたのだが、かけられた言葉は「ニーハオ!」だった。

移動中に見た交通事故
あっ、ホンダのHR-Vやん。懐かしい!

お巡りさんも駆けつけました
現場検証中

ホテルまでの道すがら、交通事故の現場に遭遇。
いろんなロシア人動画のせいで「ロシア人 = 殴り合い」のイメージがあったのだが、この現場では怒号も他のドライバーからの「邪魔じゃボケ!!」のクラクション攻撃もなく、とても平和的でした。ちょっと意外。

そんな感じで街を見ながら、最後の登山級急勾配を登り、なんとかホテルに到着。

我々の泊まるホテルはカプセルホテル「ZODIAC」。
ちょうど我々がウラジオストクに行く前に「まるでSFのような装飾」でTwitter等で話題になったホテルだ。

急勾配を登りようやく到着!
お世話になるカプセルホテル「ZODIAC」さん
入り口は平凡だけど中はスゴイ!

個室のカプセルはこのような外観となる
まるで宇宙船の睡眠カプセルのようなデザイン

カプセル内部
内装もこのようなSFチックなものとなっている
ちなみに真ん中は鏡です

鏡の下のコンソール部
点々の光はタッチセンサー(音量や温度調節等)
USBや一般電源・ヘッドフォン端子もここに集約されている
一番下は貴重品用金庫

まるで「2001年宇宙の旅」のような、そんな内装。
カプセル内の室内高は結構あるし、広さは十分。
テレビもあるし、折りたたみテーブルも備わってるので、なにか書き物をする事も可能です。

このオモシロ内装でテンションの上がった我々はちょっと疲労が快復!
重い荷物をホテルに置いて、何かを食べるために勇躍街へと飛び出していったのだ!

(12) へつづく
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