2017年6月18日日曜日

アンダーソン・ラビン・ウェイクマン 尼崎公演

最近、個人的な内容でブログを書いてないな~と考えていたら、そう言えば4月21日に行った「Yes Featuring Jon Anderson, Trevor Rabin, Rick Wakeman : An Evening of Yes Music and More JAPAN TOUR 2017」の尼崎アルカイックホール公演(英語表記はなぜかOSAKA ARCHAIC HALL)の事を書いてなかったと思い出した。


という訳で、およそふた月前の軽いライブレポをどうぞ!
と言っても、もうかなり忘れてるので、写真とコメントを少しだけです(笑)

当日のあましん・アルカイックホール入り口
遠い未来の米朝一門会は書いてあるのに、ARWの事はなにも書いてない
不安にさせる


ポスターが二枚ほど、そしてホールの受付にフライヤーが一枚だけ貼ってあった。
きみまろさんの方が扱いが大きい(笑)

なんとなく不安になる出足であるが、僕がアルカイックホールに着いた時には、すでにホール入り口に行列が出来ていた。ああ、良かった(笑)

会場に入ると、ケータイやスマホであれば公演中も写真撮影可という嬉しい表記が!

実は僕はiPhoneを長いこと使っているが、iPhoneで写真を撮ったことがなかったので「スマホで写真を撮る」という行為にちょっと抵抗はあったのだが、どう考えても撮れないより撮れた方が良いので、早速iPhoneのカメラを立ち上げて、開演前のステージを撮影の練習がてら、わっしょい、わっしょいと撮った。

開演前のステージ
右はリック・ウェイクマンの「玉座」
左側の黒の四角い部分がジョン・アンダーソンの「歌い処」

開演前のステージで一番注目されていたのは、やはりリック・ウェイクマンの「玉座」であった(「座席」は無いけど)。玉座前では、あれがなんやらで、その下があれで、上のあれがどうのこうのでとキーボードについてのマニアックな会話が飛び交っていた。

ジョン・アンダーソンの「歌い処」の前には黒いサーキュレーターが設置してあって、「なるほど、これでスティーブ・ヴァイよろしく風を浴びながら歌うんだな」と一人で納得していたのだが、今にして思えば、これは多分単なる暑さ対策だと思う。

開演時間を少し押した頃、ベースとドラムが現れて、少し遅れてトレヴァー・ラビンとリック・ウェイクマンがステージに現れた。
リック・ウェイクマンの登場は、例のマントのせいもあるが、まさに王の帰還とも言うべき威厳のある「のしのし感」であった。

リック・ウェイクマンが玉座に着いたあと、ステージ上手後方よりジョン・アンダーソンが手を振り走りながらセンターへ登場!
若い!
とても今年73歳とは思えない!

一曲目は「CINEMA」。
いきなりトレヴァー・ラビン節を出してくる!

始まりました
iPhoneの写真、かなりキレイに撮れますね(笑)

今回のARWで一番感じたのは、トレヴァー・ラビンの衰えてなさ、だったかも知れない。
ずっと表立って活動しているジョン・アンダーソンやリック・ウェイクマンと違って、トレヴァー・ラビンは映画音楽という云わば裏方的世界へ行っていたので、その点どうなんだろうかと思っていたが、これは完全な杞憂だった。
ギターもキレキレだったが、とにかく声が若い。今でもあの声を維持出来てるところが素晴らしい。

特に「Owner Of A Lonely Heart」は、ギターの音も声もまさに正統派ロンリー・ハートで「ほんもんやで、これ!」と一人感動した。
トレヴァー・ラビン、どうぞこれからもロックの世界の住人でありますように!

で、その「Owner Of A Lonely Heart」では、長い長い間奏時間が設けられてあり、その間にトレヴァー・ラビンとリック・ウェイクマンが客席を練り歩くというファンサービスまでありました。


会場をのっしのっしと歩き回るリック・ウェイクマン
iPhoneさん、ピントが合いません!

年齢層の高い客席の中を恰幅のいいリック・ウェイクマンが歩き、お客さんはなぜか当然のように肩をぽんぽんと軽く二度叩く。
その光景、まるで相撲の花道のようでした(笑)

ところで、この「肩を軽くぽんぽんと叩く文化」って日本独自のものなんでしょうかね?
ウェイクマンはなにか怪訝そうな顔をしてました。
やっぱり相撲発祥なのかな?


誰がなんと言おうとも、これはリック・ウェイクマンだ!
近すぎてこんなのしか撮れなかったんだよ!残念!

この「Owner Of A Lonely Heart」の間奏中にはお遊び的に「Sunshine Of Your Love」なんかも入ってたりして、会場の色んな場所が盛り上がってました。

アンコールでのシメは「Roundabout」
イントロがトレヴァー・ラビン風になってました。

セットリストは、メンバーにトレヴァー・ラビンを擁するだけあって「90125」や「Big Generator」からの選曲が多く、珍しい曲を生で聴けたのは良かったのだが、残念ながら「Talk」からは一曲も選ばれなかった。大作「Endless Dream」を、とは言わないけれど個人的には「I Am Waiting」とか聴いてみたかった。

やっぱりYESの中では「Talk」は鬼っ子アルバムなんですかねぇ。
僕は好きなんだけども……。

(※ 2018.6.17 追記:少なくとも2018年のヨーロッパツアーでは "Talk" から "I Am Waiting" がセットリストに加わっているようだ。なんやねん、日本でもやってくれやー!)


Tシャツが眼の前で売り切れたので、今回はこのマグカップだけ

歴史のあるバンド、活動歴の長いアーティストなのでセットリストは絶対に「誰にとっても100点満点」にはならないと思いますけども、個人的には「And You And I」と「Awaken」を演ってくれたので満足度は高かったです(「Onward」も……いや、言うまい)。

とにかく!
どうかこのまま息の長い活動を。
スタジオアルバムが早く聴きたいぞっと!

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