24日はGPC関西著名人リーグ第三節でした。
前回までのあらすじ:
第二節で配られた冊子を見て向町テツローは絶望した。
「おっ、俺の総合ポイントが減っている…!?」
動揺を抑えながらなんとか二節を戦い、後日、運営に連絡。
成績を確認してもらった結果は
「集計ミスがありました。次節では直しておきます」
ほっと胸をなでおろしたテツローに
第三節ではどのような戦いが待っているのか?
そして会場でテツローが目にする驚愕の事実とは?
……
そして会場でテツローが目にする驚愕の事実とは?
……
いや、総合ポイントまだ間違ってるがな!
去年もそうだったが、なぜか「少なく間違われてる」のが納得いかんところではある。
でも、もう良いです。削られたポイントは、GPCにおける「天使の分け前」として納得します。みんなにでも分配して下さい。
さて、第三節である。
前節は節優勝を狙って「トップかラスか」の麻雀を打ったが、今回からはいつも通りのリーグ戦モードになる。前回はかなり「雑」に打ったので内容を全然書かなかったけど、今回は一生懸命考えながら打ったので、かなり長いレポートになります。
では、一回戦。
一回戦は、片山先生、へびいちご高橋さん、キャル林田さんとの対戦。
この半荘はなんと言ってもキャルさんのリーチ攻勢が凄まじく、全11局のうち先行リーチが5回、そして4回ツモ和了ってしまうという強さ。
南場に入ってからは片山先生と高橋さんの「リーチ」、「ツモ切り追っかけ」合戦もあり、僕は完全に蚊帳の外。なんと僕はオーラスの一回しか聴牌が入らず、ゲーム中発した言葉は「ポン」と「リーチ」が一回だけ。それ以外は点数確認の「はい」しか言ってない。地蔵過ぎる…。
オーラスは3着の高橋さんと4,100点差のラス。なんとか高目一盃口含みのタンピンでリーチまで漕ぎ着けたが、他家から安目(3,900)が出たため見逃し、ツモに賭けるも結局流局。一人聴牌だったので、なんと100点差でラスになった(ちなみに裏ドラは乗ってなかったので、見逃しは正解だった)。
幸先悪い…。
続いて二回戦。
二回戦は、佐藤さん、ゆっきーさん、田中さんとの対戦。
二回戦は東一局にいきなりドラ暗槓の満貫が和了れたり、開局から3連続リーチ、さらに親番では終盤で相手の国士無双を潰す混一色を和了るなどすごぶる好調。東三局で約四万点(39,800)と良いスタートダッシュを決めるが、ここから持ち前のガードの低さが顔をのぞかせ始める。特に酷かったのが南二局(後述1)。少考の後「悪ノリの方」を選択してしまった。
時間切れとなったオーラスは、トップで子の佐藤さんに対して4,400点差の3着。ここでどうにか1,300/2,600 をツモ和了ってトップ逆転。ただ二着までが600点差だったので、出和了り1,000点でも和了るつもりだったけど(リーグ戦モード)。
とにかく1回戦のラスをチャラにするトップ。良かった、良かった。
そして三回戦。
三回戦は、水野さん、ケチャップ河合、棟広良隆さんとの対戦。
この半荘も東一局からドラ暗刻使いの満貫和了、親の1,500と順調に加点したが、この後がダメだった。ノーテン(-1,000)、ノーテン(-1,500)と来て、親の棟広さんに中ドラ3の12,900ぶち上げ。ドラの中を鳴かせたのも僕です。ただ、これは棟広さんもなかなか狡猾でした(後述2)。
棟広さんはその後も順調にリードを広げ、そしてこの半荘のクライマックス、南一局 七本場(供託棒一本)を迎える。ここまでは棟広さんがぶっち切りトップ(44,700)、下3人は3,100点差内に収まる団子状態(16,600 ~ 19,700)。
積み棒と供託棒のおかげで、千点を和了っても合計4,100点になる状況。イマイチな配牌だった僕はなんとか中のみで仕掛ける。するととたんに親の水野さんからリーチ。さらに同巡にトップ目の棟広さんも追っかけリーチ。無筋勝負を強要されて二巡後、なんと河合くんまでリーチ。中のみに三人リーチ。僕、千点の手なんですけど~!
しかし、和了り点は千点と言えど、和了った時の収入はほぼ満貫(7,100)なんだから突っ張るのは仕方がない。こっちだって和了り牌以外はツモ切りだ。結局、この局は最後にリーチをした河合くんが「リーチ・ツモ・ピンフ・表裏 2,000/4,000 + 7本場 + 供託棒一本 + リーチ棒3本」で14,100点の巨額収入を得る。
時間切れオーラスは一応、親。二着目の河合くんとは満貫直撃かハネ満ツモじゃないと入れ替わらないが、ラスの水野さんとは実に1,600点しか差がない。水野さんは起家なので、例え水野さんがゴミツモで同点としても、上家取りで僕がラスになってしまうという苦しい状況。
ここで僕は悩んだ末に「河合くんから出るなら一発か裏条件」、「ツモるなら一発でなおかつ裏条件」という超苦しい形のリーチに出る。そしてこのリーチがラス目の水野さんから出てしまい、順位変動のない単なる「死者に鞭打つ」和了りになってしまった。このリーチやっぱり無かったのかなぁ?今でも悩んでます。
という訳で、三回戦は三着。
最終四回戦は、僕の人生の中でもっともつまらない麻雀だったので割愛。初めて和了りラスを演じてしまったよ。トホホ…。
ハコ割らなかっただけマシか…。
そんな訳で、第三節は 4-1-3-4、-47.9、54.8、-14.1、-55.5の-62.7。
結果的に前節までのプラスをほぼ全て吐き出してしまった。
また次節はゼロからのスタートで頑張ろう。
続きでは後述(1),(2)をつらつらと書いてます。
もし宜しければどうぞ御覧ください。
ご覧頂きありがとうございます。
アナタに幸あれ!
さて、まずは後述(1)の方から。
二回戦 南二局 南家 配牌と第一ツモ
ツモ
32,200点持ちの二着で、ドラは五索。
第一ツモでいきなりイーシャンテン。次にカン五筒がダイレクトに入ったら相当嫌だけど、それでもここは、打四筒しかない(と言いつつも、かなり悩んだが…)。
四巡目に九萬が入って打六筒。
こんなドラ単騎の仮テンに取る。当然、七索・九索が入ればドラ切っての三色、四索・六索ならピンフと考えていた。
ところがここから索子を1枚も引かない。オールツモ切り。そうこうしている間に九索は場に二枚切れ、親が發をポンと仕掛け出す。
「なんかイヤやな~」と思った10巡目、場に1枚切れの北をツモってくる。瞬間、僕は
「あっ、なんかこっちの方が面白そう!」
と思ってしまい、ドラ切ってリーチ、親の2,900(發ドラいち)に捕まる。
まあ、なんだ、この北単騎受け変えは「悪ノリ」ですよ。ちっとも「面白くない」ちゅうの!反省、反省!
次に後述の(2)
僕が棟広さんに中ドラ3(12,900)を振り込んだ場面。
ドラである「中」を棟広さんに鳴かせたのは僕である。今だから告白するが、あの「中」は大失投なのだ。実は僕の手牌は全然行ける手ではなく、なんかあったらすぐオリるが、それまでは全力で頑張ってみる「つかの間の青春タイプ」の手牌だった。
「ドラ引いたら戯れに七対子でも狙うかな~」
と密かに心に誓いながら、そしてその通りにドラを引いたのに「ずいぶん字牌が場に切れてるし」と場況を見誤ってしまい、ツモ切ってしまったのだ。なにやってんだよ、俺~。
ただ、ここで僕が唯一立派だったのは、手牌から「中」を離した瞬間に「しまった、これはドラの中やがな!」と気づいたにも関わらず、一切モーションを止めずにきちんと河に「中」を捨てた事だ。
思い直して手を引っ込めるというのは、場のスムーズな進行を妨げるという意味では、強打なんかよりもよっぽど質が悪い。だから僕はこれをしないようにかなり気を付けている。
これね、簡単な事のように見えますが、反射的に引っ込めようとする手を抑制するのは、正直かなり難しいのですよ。
地味だけど、確かな技術。向町テツローを宜しくお願い致します!
それはさておき、棟広さんですね。
ドラの「中」をポンした棟広さんの捨牌はこんな感じ。
「中」ポンで打一索、次巡少考して三筒、二筒を手出し。そして最後の四索も静かに手出し。いかにもな感じだ。
「ヤバい、親ッパネ入ったぞ、コレ…」
そう思った直後の僕の手牌はこれ。
ツモ
完全な安牌は五筒だけ。索子は当然切れないが、二萬が手出しなので、萬子も無いとは言えない。
「うーん、でもまあ、今はコレか?」
と気軽にツモ切った一筒で「ロン」の声。声の主はもちろん棟広さん。
い、一筒単騎…。
おのれ、棟広良隆!!
この御礼はいずれしてやるぜ!
しかし、どの段階で一筒を持ってたんかな~?
ちょっと気になるな。
ま、こんな振り込みをしていて、オーラスで親満和了って三着だったんなら、正直この半荘は御の字やね。
次の第四節も頑張ります。
.
棟広さんはその後も順調にリードを広げ、そしてこの半荘のクライマックス、南一局 七本場(供託棒一本)を迎える。ここまでは棟広さんがぶっち切りトップ(44,700)、下3人は3,100点差内に収まる団子状態(16,600 ~ 19,700)。
積み棒と供託棒のおかげで、千点を和了っても合計4,100点になる状況。イマイチな配牌だった僕はなんとか中のみで仕掛ける。するととたんに親の水野さんからリーチ。さらに同巡にトップ目の棟広さんも追っかけリーチ。無筋勝負を強要されて二巡後、なんと河合くんまでリーチ。中のみに三人リーチ。僕、千点の手なんですけど~!
しかし、和了り点は千点と言えど、和了った時の収入はほぼ満貫(7,100)なんだから突っ張るのは仕方がない。こっちだって和了り牌以外はツモ切りだ。結局、この局は最後にリーチをした河合くんが「リーチ・ツモ・ピンフ・表裏 2,000/4,000 + 7本場 + 供託棒一本 + リーチ棒3本」で14,100点の巨額収入を得る。
時間切れオーラスは一応、親。二着目の河合くんとは満貫直撃かハネ満ツモじゃないと入れ替わらないが、ラスの水野さんとは実に1,600点しか差がない。水野さんは起家なので、例え水野さんがゴミツモで同点としても、上家取りで僕がラスになってしまうという苦しい状況。
ここで僕は悩んだ末に「河合くんから出るなら一発か裏条件」、「ツモるなら一発でなおかつ裏条件」という超苦しい形のリーチに出る。そしてこのリーチがラス目の水野さんから出てしまい、順位変動のない単なる「死者に鞭打つ」和了りになってしまった。このリーチやっぱり無かったのかなぁ?今でも悩んでます。
という訳で、三回戦は三着。
最終四回戦は、僕の人生の中でもっともつまらない麻雀だったので割愛。初めて和了りラスを演じてしまったよ。トホホ…。
ハコ割らなかっただけマシか…。
そんな訳で、第三節は 4-1-3-4、-47.9、54.8、-14.1、-55.5の-62.7。
結果的に前節までのプラスをほぼ全て吐き出してしまった。
また次節はゼロからのスタートで頑張ろう。
続きでは後述(1),(2)をつらつらと書いてます。
もし宜しければどうぞ御覧ください。
ご覧頂きありがとうございます。
アナタに幸あれ!
さて、まずは後述(1)の方から。
二回戦 南二局 南家 配牌と第一ツモ
ツモ
32,200点持ちの二着で、ドラは五索。
第一ツモでいきなりイーシャンテン。次にカン五筒がダイレクトに入ったら相当嫌だけど、それでもここは、打四筒しかない(と言いつつも、かなり悩んだが…)。
四巡目に九萬が入って打六筒。
こんなドラ単騎の仮テンに取る。当然、七索・九索が入ればドラ切っての三色、四索・六索ならピンフと考えていた。
ところがここから索子を1枚も引かない。オールツモ切り。そうこうしている間に九索は場に二枚切れ、親が發をポンと仕掛け出す。
「なんかイヤやな~」と思った10巡目、場に1枚切れの北をツモってくる。瞬間、僕は
「あっ、なんかこっちの方が面白そう!」
と思ってしまい、ドラ切ってリーチ、親の2,900(發ドラいち)に捕まる。
まあ、なんだ、この北単騎受け変えは「悪ノリ」ですよ。ちっとも「面白くない」ちゅうの!反省、反省!
次に後述の(2)
僕が棟広さんに中ドラ3(12,900)を振り込んだ場面。
ドラである「中」を棟広さんに鳴かせたのは僕である。今だから告白するが、あの「中」は大失投なのだ。実は僕の手牌は全然行ける手ではなく、なんかあったらすぐオリるが、それまでは全力で頑張ってみる「つかの間の青春タイプ」の手牌だった。
「ドラ引いたら戯れに七対子でも狙うかな~」
と密かに心に誓いながら、そしてその通りにドラを引いたのに「ずいぶん字牌が場に切れてるし」と場況を見誤ってしまい、ツモ切ってしまったのだ。なにやってんだよ、俺~。
ただ、ここで僕が唯一立派だったのは、手牌から「中」を離した瞬間に「しまった、これはドラの中やがな!」と気づいたにも関わらず、一切モーションを止めずにきちんと河に「中」を捨てた事だ。
思い直して手を引っ込めるというのは、場のスムーズな進行を妨げるという意味では、強打なんかよりもよっぽど質が悪い。だから僕はこれをしないようにかなり気を付けている。
これね、簡単な事のように見えますが、反射的に引っ込めようとする手を抑制するのは、正直かなり難しいのですよ。
地味だけど、確かな技術。向町テツローを宜しくお願い致します!
それはさておき、棟広さんですね。
ドラの「中」をポンした棟広さんの捨牌はこんな感じ。
「中」ポンで打一索、次巡少考して三筒、二筒を手出し。そして最後の四索も静かに手出し。いかにもな感じだ。
「ヤバい、親ッパネ入ったぞ、コレ…」
そう思った直後の僕の手牌はこれ。
ツモ
完全な安牌は五筒だけ。索子は当然切れないが、二萬が手出しなので、萬子も無いとは言えない。
「うーん、でもまあ、今はコレか?」
と気軽にツモ切った一筒で「ロン」の声。声の主はもちろん棟広さん。
い、一筒単騎…。
おのれ、棟広良隆!!
この御礼はいずれしてやるぜ!
しかし、どの段階で一筒を持ってたんかな~?
ちょっと気になるな。
ま、こんな振り込みをしていて、オーラスで親満和了って三着だったんなら、正直この半荘は御の字やね。
次の第四節も頑張ります。
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