2016年3月8日火曜日

Polaroid CUBEを手放すその前に!無料で手軽な機能強化を行うべし!

個人的には超お気に入りのビデオカメラ Polaroid Cube(POLC3)。
小さくて持ち運びが楽だし、本体のみで防水機能があるし、磁石で貼り付ければ三脚要らずだし、ワンボタンのみのお手軽オペレーションだしと、とても便利。外出する時には忘れず持ち歩いてます。

Polaroid Cubeセット一式

発売前のレビューで、「動画のビットレートが低過ぎる」と散々指摘されたのもあってか、残念ながら日本ではあまりヒットしなかったようですけど……。

確かに1080pの動画で8Mbitというビットレートは低過ぎると言われても仕方ないような気がするが、この辺はまあ機能と価格のトレードオフだな~と僕も思ってました(注意:別に動画がむちゃくちゃに汚い訳ではなく、ディテールがちょっと荒いだけです。ホント)。

が、実は、このCubeは地味に設計が優秀で「8Mbit」というビットレートは、あくまでもデフォルトのビットレートにすぎず、最大で「13Mbit」までビットレートを上げる事が出来るのです。

それをするには、最新のファームウェアにアップデートした上でセッティング用のファイルを手書きで修正する必要があるのだが、どうやらそれを説明した日本語サイトは無いようなので、ここに僕が書いておきます。
ま、日本にどれぐらいCubeのユーザが居るのか知りませんけども、「Cube+」に買い換える前に、無料のバージョンアップを試してみるのも良いかと思います。

ここで説明するバージョンアップを成功させると

(1) ビットレートが最大13Mbitまで上がる(デフォルトは8M)
(2) 1ファイルの最大撮影時間が15分になる(デフォルトは5分)
(3) 静止画のセルフタイマー機能が使えるようになる(新機能)

とパワーアップします。
無料の割にはなかなか美味しいパワーアップだと思います。

当たり前ですが、以下の方法を試みる場合は「自己の責任によって」行って下さい。最悪 Cubeがぶっ壊れる可能性も無きにしも非ずだし、さらにサポート外になる可能性もあるし、一見上手くいったように見えても、所定の機能を発揮しない場合だって十分あり得ます。
なにが起こっても僕は責任を負いませんので、それだけは理解して実行して下さい。




まず、最新のファームウェア「1.17」を入手します。
前まではアメリカのPolaroid社が公開していたのですが、残念ながら今は公式にはないので、web.archive.org のこことかポラロイド台湾からダウンロードします。

ポラロイド台湾より

ファームウェアは「VSN_V3FWImageFWAppPack_CUBE.bin」という名前です(変更しないで下さい)。ポラロイド台湾からダウンロードした場合はZipファイルなので、解凍して下さい。

以下、手順

  1. 十分に充電したCubeをPCに繋げる(もしくはPCに繋いで十分に充電してから以下のステップを実行する)
  2. ファームウェアをCubeのトップレベル(SD Cardのroot)にコピーする
  3. CubeをPCから安全に取り外す
  4. CubeからUSBケーブルを抜く
  5. CubeのLEDがオレンジ色に素早く点滅し、やがて完全に消える
  6. LEDが消えてから30秒~1分ぐらい放置(触っても反応がないので)
  7. ボタンを長押ししてCubeを起動する
これで、ファームウェアのバージョンアップは終わりです。
※ 最後の「7」を忘れてPCに繋げると「ファイルシステムが壊れている」と警告される場合があるので、その場合は一応エラーチェックをかけた上で、もう一度「1」から順番に実行してみて下さい。

この後、CubeをPCに繋いで「コントロールパネル」→「フォルダーオプション」を開いて
「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択して、適用。




これで、Cubeの中にある不可視属性の設定用ファイルが見えるようになる。

Setting.txtとtime.txtが不可視属性の設定用ファイル

不可視属性のファイル「Setting.txt」と「time.txt」がCubeのオプションと時間を設定しているファイルです。これらは単なるテキストファイルなので、好きなエディターで書き換えて下さい(一応バックアップをお忘れなく)。

メモ帳でSetting.txtを開いたところ

Setting.txtの各オプションの意味を書いておきます。
「コロン(:)」の前がオプションの名前、後ろが値です。赤色は専用アプリの「PolaroidCube.exe」で設定出来る項目。

  • CUBE-V1.17
    ファームウェアのバージョン
  • UPDATE:N
    "Y" か "N" になる。「Y」で以下のオプションを適用するという意味。下の行をいくら変更しても、ここが「N」だと適用されないので注意。
  •         FORMAT
    なぞの一行。おそらくオプションとの区切り
  • LightFrequency:0
    電気の周波数(ライト頻度)。 "0" が 60Hz、 "1" が50Hz
  • TimeStamp:0
    タイムスタンプの表示。"0" が非表示、"1" が表示
  • CycleRecord:0
    ループレコーディング(循環録画)。"0" がしない、"1" がする
  • BuzzerVolume:5
    ブザーの音量。0 ~ 50まで
  • RecordingTime:0
    1ファイルの最大撮影時間。 "0" が5分、"1" が15分
  • Bitrate:8
    動画の(メガ)ビットレート。8 ~ 13
  • SelfTimer:0
    静止画撮影のセルフタイマー機能(秒)。0 ~ 60
  • BatteryLevel:100 (Voltage:4154mV)
    現在のバッテリーレベル(これのみ読み出し専用)


僕はこれでビットレートを最大の13に設定しましたが、きっちり平均で13Mは出てます。

デフォルトのデータ速度

13に設定した後
どちらも1080pでの撮影

あと、セルフタイマーですが、これはワンボタンでの新たなるオペレーション「1秒押し」というので対応してます。

つまり
 ワンクリック:静止画撮影
 ダブルクリック:動画撮影
 1秒長押し:セルフタイマー機能
という事です。

静止画だけとは言え、磁石とも相まって、セルフタイマー機能はなかなか使える機能ですよ!

余談ですけど、Cubeの本体へのオプションと時計の設定方法は、ちょっと変わってます。
Cubeを使ってる人なら、Cubeのタイムスタンプが妙にズレるのと、PolaroidCube.exeで時計を設定した後に出る鬱陶しいダイアログを知ってると思います。

毎回毎回ウルセエよ!

なぜタイムスタンプがズレ、このダイアログが毎回出るのかというと、実はCubeは、PCから切断した瞬間に上記の不可視属性の設定ファイルを読み込んでオプションと時計を設定する、という仕様だからなんです。

だから、時計をPCと同期させた後、CubeをPCに繋いだままファイル転送なんかを行ってからCubeを取り外すと、中途半端に時間が合わないという結果になるのです。

Cubeでは「時計合わせは切断する直前」これが鉄則です。

という事で、以上ながながとPolaroid Cubeのファームウェアアップデートにおけるパワーアップと新機能のご紹介でした。

みなさんが末永くCubeを使い続ける事を願ってます!


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2 件のコメント:

  1. 始めまして、「匿名1号」と申します。8Mbitに限界を感じて13Mbitに挑戦しました。

    テツローさんの記事を見ながらV1.17にし、
    「RecordingTime:0」の部分を「1」にしたのですが、15分録画されませんでした。

    セルフタイマーや13bitになっているのは確認できています。

    テツローさんは15分録画はできていますでしょうか?返答の程よろしくお願いいたします。

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    1. どうもこんにちは。
      こちらでは15分の録画が出来てますよ。

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