2013年9月2日月曜日

GPC関西著名人リーグにおける公式順位と非公式順位の比較 (加筆・修正アリ)



GPC関西著名人リーグの非公式「順位点方式ランキング」を趣味と実験でつけているのだが、これが公式順位と全然違って面白い。

ちょっと比較してみよう!

※黒バックの順位は規定打数未到達者
枠外の★は節優勝経験者


左側の赤が非公式の「順位点方式」、右側の青が公式の「獲得ポイント方式」順位。
真ん中の両者を結ぶ線は、赤が「順位点方式」の方が成績が良い人、青が「獲得ポイント方式」の方が成績が良い人である。

なんと、総合首位のブリーフ男爵以外は全員順位が違う。
なかなか見事なバラけ具合だ。
ここまで見事にバラバラになるとは予想してなかったので、ちょっとした驚きだ。

詳細に変動が見れるよう、各組で表を分けてみた。

「順位点方式」の方が成績が良い組


「獲得ポイント方式」の方が順位が良い組


これを見るに「順位点方式」は、
  • 節優勝が総合順位への大きな変動を生まない
    (節優勝経験者は全員「獲得ポイント方式」の方が成績が良い)
  • リーグ戦を休む人や対局数の少ない人は上位に食い込めない
    (規定打数未到達者で「順位点方式」の方が成績が良い人はたったの2名しかいない → 1名しかいないの間違いでした。ゆっきーさんは規定打数到達者でした。集計ミスです…。)

というシステムになっているのが良く分かる。

特に規定打数未到達者が軒並み下位グループに "圧縮" されているところは、当たり前と言えば当たり前なんだが、美しくすらある。
そう言う意味ではやはり「順位点方式」は長期リーグ戦には適したポイントシステムであると思う。

ただ、「順位点方式」の大きな弱点としては「順位の一発逆転が絶対に無い」というのがある。
「順位点方式」では基本的に自分より上位の人間とのポイントが

 「残り対局数 × 一位の順位点 +1 点」

以上離されると、絶対にポイントを上回ることが出来ない。
例えば第五節終了時ならば、残り四節×4回戦 = 16半荘なので、「総合一位と161点以上差がつくと100%総合優勝は出来ない」と判ってしまう。

「獲得ポイント方式」では、総合ポイントが例えどんなに絶望的な点差(一兆点差とか)であっても

「理論的には逆転可能」

である(可能であるが故に逆に悪夢になる場合もあるが…)。

まあ、この辺の「目無し問題」というのは、どのようなポイントシステムにしても付いて回る問題なので、思想の違いとして割り切るしか無いとは思うが。

さらに「順位点方式」では同点が多くなるので、節優勝という概念が取り入れにくいのも、ちょっと悲しい感じがする。
長いリーグ戦で、たった一人の優勝者を決めるというストイックさを求めるならそれでも構わないが、それは見ている側は多分かなりツマラナイと思うし、やってる側も喜びが少ない大会になってしまう可能性が高い。

各節は「獲得ポイント方式」で優勝者を決め、節優勝者には、+20 ポイントとかの「優勝特別順位点」を与える ”ハイブリッド方式” の方が長期リーグ戦では、張り合いがあって面白いんじゃないだろうか?逆転の可能性も多くなるし。

とまあ、比較図を見てそんな事を思いました。

とりあえず、今年は純粋な「順位点方式」を継続してみて、最終的に「優勝特別順位点」を付与した場合についても比較してみます。

※こんな記事を書いてると「テツローさんめちゃくちゃヒマなんですね!」と思う人も多いかと思いますが、ヒマなんじゃなくて「仕事が早いんです」。福屋工務店並に。

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