2013年9月8日日曜日

文系がなるべく頑張って理論的に考える麻雀 (3)

文系がなるべく頑張って理論的に考える麻雀 第三回

前回前々回は押し引きの ”押し” をについて考察しましたが、なんと今回も ”押し” です。しつこい…。

今回はあんまり長くないです。
でも、興味のある方だけご覧ください。


では、「確率も期待値も出てこない文系理論」をどうぞ。
赤のボールド文字で示されているのは未定義項目です。
(未定義項目とは、「読めば言葉の意味は判るが、厳密な定義をしていないので個人によって受け取り方に差がでる曖昧で揺れのある言葉」の事)

最後の ”押し”
これで多分最後の ”押し”。以下三品どうぞ。
  • 相手の打点が安そうなので「まあいいか押し」
  • オーラス等順位を上げるための「背水の陣押し」
  • ダントツトップなので「テキトー押し」
これら三つは、相手との点差状況に応じて引き出される押しで、「背水の陣押し」以外は悲壮感のない愉しげな押しである。状況的にも気持ち的にも「まあいいか押し」と「テキトー押し」はそんなに変わらない。「まあいいか押し」の特殊な状況が「テキトー押し」とも言えるし、「テキトー押し」の限定的な場面が「まあいいか押し」とも言える。

一応、表にしてまとめてみよう。


こうやって表にすると、「背水の陣押し」の悲惨さがより際立つ。

ここで言うところの「打点が安い」や「キツイ点差」、「ダントツトップ」は、当然ながら相対的なもので、絶対指標ではないところに気をつけねばならない(箱割れ寸前の人間には1,000点でも高い)。
つまり点差によるセーフティーラインやデンジャーゾーンをどの辺に設定するかが大きなポイントになる訳である。しかし、それは各自の「味付け」になるので、ここではラインやゾーンがどの辺にあるのかは問わない。人によっては「まあいいか押し」や「テキトー押し」は、あり得ないとする信条の人もいるだろうし。

ちなみに麻雀漫画で「まあいいか押し」や「テキトー押し」が出る時は、ほとんど必ず ”意外な形で高い手” に振り込むようになってます。一組チーして三暗刻の単騎とか三色同刻とか同一種4枚使いでどうのとか。その辺を注意して見てると面白いですよ。

それはまあ、いいとして。

一応、発動までのフローを。

「まあいいか押し」作戦発動フロー

「背水の陣押し」作戦発動フロー

「テキトー押し」作戦発動フロー
※フロー中にある「場は安い雰囲気」や「自分はそこそこの手」というのが、判断の難しいところ。この辺は今後の課題。


以上、三回に渡って

  1. 自分の手牌と場を見るだけで 押しの判断が出来る系 … 4種
  2. 自分の手牌と場を見るだけでは押しの判断は出来ないが、もしモノになれば無敵に強い系 … 2種 (うち1種は絶望的にモノにならないが)
  3. 点差状況によって導き出される系 … 3種
という、都合9種類の押しを理論的に考察してみた。
多分、コレ以上はないと思う(あってもバリエーションだと思う)。

内容については、「妥当なのかどうかはよく解らないけれども、そんなに大きく間違ってるとも思わない」そんな感じです。

ちなみに、こんな事が判っても麻雀が強くなるとは限らないですけど、麻雀というゲームは「負けた時に納得の行く方法論」があると心が折れにくいんですよね。

それは単なる言い訳だ、と言う人も居ますけど、ものすごい理不尽な負け方をした時でも

「まあ、あそこは押すしかなかったからな~」

としたり顔で言えるというのは、心の健康という意味ではとても大事なんですよ。
いや、ホント。
多分、ホント。
知らんけど。

<以上、”押し” の考察終わり>


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