前回に引き続いてウラジオストクにある自動車博物館の展示品をばご紹介。
ここからはもう全然知らない世界なので「写真多め、説明少なめ」のパターンで済ませる。
展示にはある程度の傾向があるので、それに沿ってまとめて紹介します。
まずはモペッド軍団。
日本でモペッドが流行らないのは法規制の問題。日本の道交法は軽車両にも相当厳しく安全性を求めるので、モペッドはほとんどメリットがない。残念である。
ま、そんな私心はともかくとして。
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Verhovina-6 (50cc) モペッドゾーンの一番手 今でも格好いいデザインですね 後輪のホイールアーチとタイヤサイズが合ってないみたいに見えるが これはホイールアーチが上のサス側に付いているという設計から |
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Riga-11 (45cc) ラッタッタのような燃料タンクの配置 ワイヤーやパイプがなんかやっつけ仕事の感があるな ペダルとエンジンに別々のチェーンが張ってある |
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ホンダ スーパーカブっぽいモペッド(50cc) 1967-1968しか販売されなかったそうな デザインは悪くないし、性能がイマイチだったのかねぇ? |
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見るからに自転車に後付けのようなモペッド(50cc) 後付けなのかどうかは知らんけど |
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K1B (98cc) 第二次大戦終結の次の年に出たモペッド これは98ccなので、それなりのフレーム構成になっている |
次はシャフトドライブのバイク達。
世の趨勢はチェーン+スプロケットだけど、部品点数やメンテナンス、静粛性を考えればシャフト駆動はとても良いと思うんですけどね。
チェーン、スプロケの調整・交換って、意外とコスト高なのよねぇ。
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AVO 425 (247cc) 単気筒なのでエンジン廻りがスッキリしてて良いですね |
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ZUNDAPP KS-600 (597cc) 2気筒水平対向エンジンでシャフトドライブとの相性もばっちり プラグコードが繋がってないけど…… |
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BMW R-35 (340cc) 最後はシャフトドライブの雄 BMW ドイツ国防軍に納車したバイクですね 後部座席のサドルがちょっと面白い |
バイク部門最後は旧ソ連以外から適当なの4種類。
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Harley-Davidson WLA-42(740cc) 第二次大戦中、米陸軍に納車された物のうち旧ソ連に貸与されたもの |
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Harley-Davidson 28B (346cc) 単気筒モデル、それ以外なにも判らない |
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Indian 741B デカいエンジン+チェーン駆動の先駆者インディアン これはイギリス軍にも納車された実績のある車種 |
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B.S.A S26 (493cc) 元々銃器メーカーだったがバイクも作ってみましたというB.S.A これだけレストアされてないのはなんでなの? これが限界? |
最後は軍用車のコーナーからいくつか。
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旧ソ連の装甲輸送車BA-64B 機関銃手はなんでセーラー服を着てるんでしょうか? 実は海軍仕様? |
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世界一有名なフロントグリル、言わずと知れたJeepである Jeepについて詳しく知りたい人は大塚康生さんの「Jeep Jeep Jeep」を 必死で探して読みましょう |
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これは旧ソ連のジープと言われるGAZ-67 上記の装甲輸送車BA-64Bの中身も実はコレなのだ |
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戦闘車両の最後は日本の陸王 正式には「九七式側車付自動二輪車」 側車側のタイヤも駆動輪になる二輪駆動なのである |
とまあ、そんな展示品の数々でした。
もちろんここに挙げたもの以外の車両やバイクもあるし、展示車両は時々入れ替わってます。そして、関連するトロフィーやスパークプラグ、エンジン、当時のポスターにマニュアル、さらにはおもちゃまで売ってるので、車やバイクが好きな人は楽しめると思います。
ま、「博物館」というにはちょっと小ぢんまりとしてますけどね。
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最後にトイレを借りたら、あっ、便座のないトイレ! 伝説の「ロシアにおけるニタリノフの便座について」だ! やっぱり便座のないトイレはあったんだ! 椎名誠は嘘つきじゃなかった! |
受付の女性が入り口の外までお見送りしてくれ、我々は手を激しく振って笑顔で自動車博物館をあとにした。
受付で何度も勧められたので
「あの女性は、もしかしたらミニカーをめっちゃ買って欲しかったんかも知れんな……」
と、そんな思いが胸に去来した。
時計は11時半であった。
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