Mahjong-icons made by Martin Persson. (http://www.martinpersson.org) 人物の画像@いらすとや |
果敢な「チャレンジ精神」がやけにもて囃されている今回の北京オリンピックであるが、麻雀におけるチャレンジ精神とはなにか?それを私がお見せしよう!
配牌である このブログを見てる人ならすぐ判るであろう この配牌はどう見ても「メンホン チャンタ 二盃口」狙いであると! 「メンホン」か「チャンタ」か「二盃口」ではない。 「メンホンでチャンタ、かつ二盃口」である! だからそのように打つ! |
第一ツモが三筒 うーむ、いきなり過剰な牌が来た 将来の「カン二筒」の布石にツモ切っても良いが 一応関連牌なので残すことに |
ほれ見ろ!三巡目、望み通りのツモ一筒! 理想の形に一歩前進 ここは打七索 |
さあ来た、次巡さらにペン七筒ツモ! ここで先程の「過剰な」三筒を切れば七対子のテンパイだが…… |
当然、そんなテンパイは取らずに打五索 七対子は死んだ |
そして六巡目にツモ四筒 これも過剰だな…… おかげで二盃口が横にスライドする可能性が出てきた なので置いておくしかない |
ほらまたツモ四筒 これで下の一盃口は123, 234, 345の可能性が出てきた もうここであきらめて先程の「過剰」な三筒を切れば良いか? そうすると「メンホン七対子」のテンパイだしね? |
なーんて、当然そんな甘い考えはミリ秒で却下! 下の一盃口がどうスライドしても良いように対応する つまり打東が正解だ 七対子、またしても死ぬ 二盃口への道、それは険しい |
長い空振りの後、来たのは四筒 手牌に「コレジャナイ感」が漂い始める 一応打東でメンチンのテンパイ 六、九筒は都合六枚見えてる 残りはあと二枚 ただこれは二盃口への仮テンだ |
「二盃口への仮テンだ!」と息巻いた直後、下家が打五筒 これで五筒は場に三枚 345の線はなくなる 二筒も場に二枚切れだし、焦る! |
「二筒は場に二枚、焦る!」の直後に下家が打二筒 なんや下家お前は?俺の敵か!(敵だよ……) うーん、これで二盃口の目は完全になくなった 今まで追いかけてきたモノが消え去ったのだ そうなれば「メンチン一盃口」など下々の役 和了るのも詮無きことよ |
と、そこへツモ一筒 六、九筒は二枚だけど 七、八筒なら三枚あるか じゃ、一枚でも多い方で打九筒と |
次巡いきなりツモ やっぱり二枚より三枚だよねぇ |
はい四暗刻 二盃口は逃したけど、四暗刻が和了れたから、まあ良いか しかし、二盃口 → 四暗刻ってパターン結構あるな |
という、七対子とメンホン七対子を蹴ってまで狙った二盃口が、最後に四暗刻となって恩返しに来てくれたというお話でした。
麻雀の場合、こういう「チャレンジ精神」は全然評価されないと思いますけども、オリンピック選手っぽく言えば
「自分らしく打てたので、そこは良かったと思います!」
という事なのだ。
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