まずはこの10分程の動画を見てやって下さい。
今回も後輩芸人の福人(ふくんちゅ)君のYouTube番組にゲスト出演してました。
今回の一文字は「ろ」から、ロシアへの渡航、フェリーの旅といった話題でした。
(「続きを読む」以下、およそ1,825文字)
ロシアに行った時に乗ったフェリーの話は、以下の回から連続で5話ぐらい書いてます。
よかったら読んでみて下さい。
さて、今ではなにか特別なことがない限り話題にならないフェリーですが、昔はかなりたくさんのカーフェリー航路があり、普通にテレビでCMをするぐらいにはメジャーな乗り物だったのです。
ある程度の年齢以上の関西人は「西宮インターチェンジをちょいと降りて」という文字列が、まさにメロディとなって頭に響くことでしょう(阪九フェリーのCMソングです)。
関西圏であれば、四国へはカーフェリーで行くのが当たり前だった訳で、バス・電車の次くらいには当たり前の「脚」でした。
今の大阪はフェリー乗り場といえば南港にほぼ集約されている訳ですが、個人的には大阪の港というと「深日港(ふけこう)」が思い出されます。
40年ほど前なので記憶が若干あいまいですが、夜中に緑色に輝く「深日」の巨大なネオンサインがあり、港のすぐ近くにバスか電車を改造したラーメン屋さんがあったと思います。
とにかく「フェリーに乗る」と言えば深日港でした。
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昭和30年代から40年代初頭と思われるフェリーの写真。 船体には「あわ丸」と船名が記されている。 深日港なのか徳島港なのかは不明。 (我が家の収蔵写真より) |
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フェリーは乗客単体として乗っても、自転車やバイクで乗っても楽しいと思いますが、個人的にオススメなのは、やはりなんと言っても車での乗船です。
乗船前に車列をつくり、待機する時のそわそわ感。
ゲートが開き一台ずつ呼び込まれて、係員の指示に従って停車位置を決め、車止めを噛まされた後 ドアを開けて初めて船倉に出た時のあの独特の騒々しい雰囲気。
目的地到着のかなり前に乗車し、接岸を車内で感じながら、ゲートが開いた時の外からの明かりが入り込むあの瞬間。
車止めが外され、一台ずつ船外に走り去っていき、自分の車がゲートを超えた時の「上陸だ!」という感覚。
すべてが楽しいです。
ぜひ体験してみてください。
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カナダで乗ったカーフェリーの到着前の様子。 船倉は天井が低く、ものすごく暗い(これは明るくして撮ってある)。 乗車しても指示があるまではエンジンをかけてはならない。 |
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現在はフェリーは中・長距離フェリーが一般的になっており、また内装はとても豪華だ。
昔は2段ベッドが2つある4人部屋で、仕切りはカーテンのみみたいなエコノミーが多かったが、今は完全に個室化したベッド兼個人スペースもあったりして、「他人ととにかく距離を置きたい現代人」でも快適な旅が出来るようになっている。
また、外海に出る中・長距離フェリーは船内に大きなお風呂も完備していて、ちょっと天気の悪い日に入浴すれば、「波のあるお風呂」を体験出来て楽しいです。
ただ、あまり荒れた日だとお湯があふれ続けて「湯船にお湯がない」という事態が発生する場合もあるのでご注意を。
逆に今の中・長距離フェリーにはないが、昔の近距離フェリーには、街のゲームセンターではとっくに絶滅したテレビゲームが現役で稼働していたりして、レトロゲームファンにはとても嬉しかったものだ。
世間のゲームセンターには「グラディウス II」や「R-TYPE」が出回っていた高校生の頃、たまたま徳島にフェリーで渡った僕は、その船内で「ムーンクレスタ」と「平安京エイリアン」が置いてあったのを見て、懐かしさのあまり到着までやりまくったのを覚えている。
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「フェリー」が日常だとすると、その軸線上にある非日常は「豪華客船」となるんではないでしょうかね?
フェリーと同じような形態でも、かかるお金も時間も航路の距離もべらぼうに違う豪華客船。いつかは乗って世界一周の旅でもしたいもんです。
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巨大な豪華客船「クイーン・エリザベス号」停泊の様子。 まるで縮尺の間違った船を置いてしまったジオラマのような風景 (2017年3月撮影) |
下の動画は豪華客船の「クイーン・エリザベス号」が神戸ポートターミナルに入港していた時にポートライナーから撮ったものです。
「クイーン・エリザベス号」のその尋常でないデカさをどうぞ見て体験して下さい。
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