2018年10月17日水曜日

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記 (4)

おろしや国無酔譚 ウラジオストク滞在記もくじ

では、今回からいよいよウラジオストクへ向けて出発である。

ちなみにこの旅行の日程調整、移動手段の検討・確定、ホテルの予約、観光ポイントの策定、ルーブルへの両替、ウォン持参、方角指南、お天気占い、安全祈願、CPR訓練、捕縛術会得、チャクラ開眼、猪木ボンバイエ等は、すべて後輩の井上くんがやってくれたので、僕はすっかり「ダメ兄さん」として「ただ付いていくだけ~」の楽な旅行が出来ました(笑)

これはお互いの「旅行観」が逆だったから、たまたま上手くいったんだと思います。
多分。知らんけど(笑)

旅行の打ち合わせは計5回ほど
井上くんの提案に僕は「それでええよ」と答えるだけ(笑)

さて、当日はまず大阪梅田に集合し、そこから高速バスでJR米子駅前まで約4時間の移動である。

実はこのバスに乗ったわけではない
先走って間違ったバスを撮影してしまったという訳です(笑)


バス乗車中の私の足元
どこへ行くにも旅行中は大体常にサンダルとカーゴパンツです
ちなみに靴下には穴が空いている(笑)

バス+船旅だと、例え国境を越える旅であったとしても、荷物のパッキングは比較的楽ですね~。

最近の飛行機は機内持ち込み手荷物のサイズや物品がかなり厳しく制限されているので、どうしてもスーツケースが必要になる場合が多いが、船旅だと基本的に自分の荷物は自分しか触らないので、本人が投げつけたり引きずったりしないのであれば、風呂敷包みでもなんとかなります。使いやすいかどうかは別ですけど(笑)

米子駅前でタバコ休憩をする井上くん
彼は、前後にリュックを背負うダブルアイリッシュ・ダッチサンドウィッチスタイル(嘘)
ちなみに、このようなスタイルでも前後のリュックを同じモーションでどちらでも先に
リリースする背負い方があります。

いくつかのP.Aでのトイレ休憩と、山陰地方に入ったとたんの雨と霧、そして山陰のヘソとも言うべき名峰大山がその雨と霧で全く見れないというショッキングなイベントを経て、ようやくJR米子駅前に着いた。

バスでの長時間の着席のため、この時すでに私のケツは限界を迎えており「今回(の旅)はもうここで限界」、「もうええ」とぼやいていた。

JR米子駅前に佇むカバ
ヒポポタマス好きの私にとっては旅の疲れを癒やす一服の清涼剤となった
しかし、ワニに食いちぎられたようなこの造形はなぜなんだ?


JR境線
JR米子駅からはこの列車に乗ってアンドロメダ銀河へと向かう
テツローだけに機械の体を手に入れねばならないのだ!(使命感)
(JR米子駅前の銀河鉄道999のモニュメント)

JR米子駅からは、JR境線に乗り、終点の境港駅を目指す約45分の旅。
JR境線は「鬼太郎」尽くしの路線でつとに有名。

噂に聞いた「砂かけばばあ列車」が鎮座する0番線
ここからひたすら「鬼太郎ワールド」が始まる

ロシア名「エートシーノ・デンシャスキー」である僕は、即座に先頭車両に乗り、ケツ保護の観点から、45分間を立ちっぱなしで乗車することに決めた。

米子空港の滑走路迂回部分以外は、ずっと真っ直ぐな軌道が続く

弓ヶ浜半島とJR境線全線図

JR境線が走るのは弓ヶ浜半島。
駅名にも「浜」が付くものがいくつかあったので、地形的にも「きっと線路の両側に海が見える美しい路線なんだろう」と想像し、カメラを構えて待っていたが、線路の両脇に見えたのは、延々と続くネギ畑の海でした。

「運賃は 後藤 まで」
ワンマン運行なので、この表記を見て運転手さんが「後藤さん」なのだと思ったら
後藤駅という駅があってそこまでの運賃を表示していただけだった(笑)


米子空港は航空自衛隊の美保基地なのである
C-1輸送機とYS-11が並んでお出迎え


終点 境港駅とその周辺
そして駅の周りはうるさいほどの「鬼太郎ワールド」
あんまり興味が無いので僕は基本スルーでした

境港駅に到着し、ようやく陸路の旅はほぼ終わった。
ここからは、この夜に乗るフェリーの旅用の準備もしなければならない。

しかし、それはまた次回の講釈で!


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