2014年8月5日火曜日

僕の思う「現代的 わび・さび」

わびでもなく、さびでもないが、なにか胸に去来するものがある。
それが「現代的 わび・さび」。

「クリスマスの後」


かなりデッカイくまの人形が、クリアランスと称して無造作にワゴンに積まれている。
楽しそうに目を見開いた手前のキャラと対照的に、悟りきったくまの表情が素晴らしい。

「階段」


階段を挟んでコンクリートと雑草の対比が見事。そして、階段の先に出口がない。
写真では判りにくいが、壁のギリギリ手前まで階段が迫っているという部分が悲しさを演出している。

「うまい棒」


特選という言葉に対してうまい棒。
15本という本数に対して140円。
特選なのにうまい棒。特選なのに10円安い。
この10円は、「10円も安い」なのか?
それとも「10円しか安くない」なのか?

「人生論」


対立なのか、同根なのか?
本人が書いた。嫁が書いた。
存命している。亡くなっている。
これを並べて平積みにした店員さんの心情は、一体どのようなものだったのか?


上記のようなものが僕の思う「現代的な わび・さび」です。
伝わっても、伝わらなくても、僕は満足です。

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